今回はシンガポール名物の肉骨茶を作ってみました。夏の終わりが近づいて淋しくなってくるので、永遠の夏の街の食べ物を食べようカナ?と。
肉骨茶という文字を見ると何か怖い名前に見えますが、そもそもは中国大陸の福建周辺からマレー半島~シンガポールに移住した華人の料理。英国の植民地だった頃に重労働だった労働者の栄養源として普及したのものそうで。
今回はカルディーコーヒーファームで買ったこの肉骨茶の素(278円)を使って作ります。
あまり売れ筋ではないようで、置いていない店も。何軒か回って見つけました。
まずは材料の用意。
メインの材料は骨付きの豚肉
スーパーに行っても値下げになっている品物がまず目に入りますね
規定量としては肉は1kg必要とのこと。これでまだ300g弱しかないので、更に300g程度モモ肉のブロックも買ってきて追加します。
それでも600gなのでまだまだ足りないですが、予算の都合もあるのでこれで作るとします。
袋の説明によれば、骨付き肉の変わりにモモ肉、また鶏肉の手羽元や手羽先を使うとあっさりとしたヘルシーなスープが作れるそうです。
こちらが、肉骨茶の素の他に別に用意した食材全部
野菜類としては、規定のにんにくの他に肉が少なめな代わりに?大き目のたまねぎ1玉と、長ネギの先端の青い部分1本分も使うとします。
にんにくは皮をむかずにこのまま使うそう。皮がむけない程度に洗っておきます。
肉は一度軽く熱湯で湯通ししてから、肉と野菜・たっぷりな水を大きなスープ鍋に入れて煮込むとします。
中央に見える大きなティーバッグ状のものが肉骨茶の素。ちなみに素の袋の中に入っている材料はこれだけ。
材料が水につかる程度に水を入れましたが、煮込み中の蒸発分もあるので、水はもう少し大目でもいいかも。
この後は、適当にアクを取りながら弱火でとことん煮込むだけ。
説明書きでは40分ほどとありますが、この手の料理は煮込めば煮込むほど美味しくなるはず。一緒に入れた、たまねぎや長ネギが溶けるまで半日以上煮込み続けるとします。
煮込み続けたところで、ナンプラー(魚醤)と塩を少し入れて味付けをするとします。
またティーバック状の素を取り出して、袋を開けて中身を少し鍋に入れます。素の中身は香辛料や漢方薬剤だそうでかなりスパイシー。辛いのはあまり好きではないので少しだけ入れました。
ナンプラーは以前にやはりカルディで買ったのがあるのでそれを使いました。臭いような独特の香りが特徴ですねスープに入れてしまうと独特の香りも良く分からないですが
味を整えてから、一煮立ちさせて一応の完成に。
かなり煮込んだので、これだけでご飯のおかずになるぐらい濃いスープが取れました。上品な味というよりも庶民的な味ですね。豚肉たっぷりでスタミナが付きそう・・・。
説明書きによれば、にんにくを潰さなければクリアなスープになる。とありましたが、長時間煮込んでニンニクも食べれる部分は溶けてしまったので、スープが濁った色になっています。
骨付き肉は骨と肉が取れて別々になっています。残念なのは肉がパサパサになってしまい食感がわるくなってしまったこと。煮込んで肉の味がスープに出ているので仕方がないですが。
私がシンガポールで食べた肉骨茶はクリアなスープでここまでは味が濃く無かったかも。
シンガポールでは色々な種類の肉骨茶の素が売られているそうなので、次回は買って帰りたいですね。
2013/9/24 00:07(JST)
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