こばとおもちゃの図書館 ボランンティアのひとり言

東京中央区明石町で月に2回開いている「こばとおもちゃの図書館」のボランティア達のひとり言です。

戦争を少しでも知れる漫画

2015-08-12 15:08:25 | 日記
久しぶりの漫画紹介です!
戦後70年。
若い人のおじいさん、おばあさんでさえ戦争を知らない方が多くなったと思います。
忘れてはいけない、
戦争というもの。

ではまず、
絶対に全ての国の人たちに読んでほしいのは
「はだしのゲン」 中沢啓治作

ボランティアSは小学校3年のときに読みました。
学級文庫においてあり、怖いと思いながらも、読み始めるとぐいぐい引き込まれ、
何度も読んだ記憶があります。

「夕凪の街 桜の園」 こうの史代作

これは広島原爆投下後数年たった話です。
1冊で完結していますが、現代と過去が交錯し、たんたんとそして胸にせまる話です。

「あとかたの街」おざわゆき作
これは名古屋の空襲の話です。
まだ連載途中の作品で、4巻まで出ています。
Sの母の実家が名古屋の空襲にあっています。

「カジムヌガタイ-風が語る沖縄戦」比嘉慂作
http://bkmkn.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/9784063288988/9784063288988_l.jpg
沖縄では、本土全土に落ちた焼夷弾と同じ量もしくはそれ以上が沖縄本島に落とされたと言われています。
戦争が終わってもアメリカに占領され、今も、沖縄県の18パーセントがアメリカ軍に占領されています。
この本は、沖縄での戦時中戦後すぐのエピソードを6話の短編集です。

空爆や原爆で官僚など偉い方たちは何故か死ななかった。
戦争は誰がするの?どうしてするの?
民族対立や宗教対立って言われているけど、本当にそんな理由?

戦争では悲惨な経験を強いられるのは一般市民。

ただ可哀想だけではなく、日本は加害者であるという事実もちゃんと知り、
(加害の漫画はなかなかないです・・・部分部分で出ているけれど。)
どうしたら止められただろう?
これからどうすれば、戦争をしないように出来るだろう?
と考えるきっかけにして下さい。

と、私たち、大人が真剣に考えなければ!
と思った、今年の夏でした。

ボランティアS でした

コメント
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