30代後半から60歳くらいまでの日本人にとって彼は英雄だった。
当時はやらせだという偏見や疑いの対象でもあったプロレス。
そんな人たちに「プロレスラーってこんなに強いんだぜ!」っていう圧倒的なメッセージを発信し続けたのが彼だった。
異種格闘技において、打撃・関節・投げ技、全てを備えたプロレスという格闘技は人々を惹きつけた。
日本人でこんなに強い人がいるんだ!
って思わせてもらったし、彼のビンタには本当にご利益がある様に思えた。
「燃える闘魂」
戦う為の魂を燃やし尽くした侍は、昭和から平成の一時代を築いた。
「ストロングスタイル」
いつ何時、誰の挑戦でも受けるという彼の強さへの渇望こそが、強くなりたいという日本男児の究極の完成系に思われた。
そこには熱狂があり、ある種、宗教的な盲目さをはらんだカリスマだった。
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