連日猛暑が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか。
当園でも、モルモットやカナダヤマアラシたちは凍らせたペットボトルにくっついて暑さをしのぐ姿がみられます。
この暑さの中、動物園では8月1日、6日、8日の3回、サマースクールを行いました。
サマースクールは今年で第31回目、このわたくしもはるか昔の小学6年生のときに参加した思い出があります。
今年も事前応募で当選した合計100名のお友達が、一日飼育係さんになってくれました。
まずは、受付で自分が担当する動物を確認します。
低学年はゾウ、ウサギ、レッサーパンダ、ポニー、バクの5つの班。
高学年にはライオン班が追加された6つの班に分かれて、それぞれの動物のお世話をします。
普段は入ることの出来ない動物たちの寝室に入って食べ残しやフンのお掃除をしたり、
その日食べるえさを用意したり、動物たちの豆知識を聞きながら一生懸命頑張ってくれていました。
では一部ですが、各班の様子をみてみましょう。
まずはゾウ班。
テルちゃんが食べるえさは、一日およそ100kg!
用意するエサも、フンのそうじも一番多くて大変ですが、
みんなで手分けをしながら、一体感が生まれます
こちらではレッサーパンダが食べる笹やリンゴを準備。
おいしそうに食べてくれるとうれしくなりますね。
ウサギ班は、ウサギ以外にヤギやモルモットもお世話をします。
仔ヤギにミルクを飲ませたり、体重を計ってくれていました。
ポニー班のお友達はポニーの体を洗ってきれいにしてくれました。
メーデーはたてがみのカットもしてもらったようです。
なかなかおしゃれに仕上がっていますね
バク班のお友達はワラビーとバク舎のお掃除。
気になるのか、サファリ君もちかづいてきました。
「ほらそこ、手がとまってる、背中!なでて!」
ライオン班は、ライオンやトラの寝室のお掃除と、えさの馬肉を切りました。
ネコを飼ったことのある人ならかいだことのある独特のツーンとしたにおいに、子供達も悪戦苦闘
でもライオンのフンの匂いって、なかなかかぐチャンスはないので、何事も体験ですね!
昼食後は、高学年はクイズラリーと、低学年はゾウ、モルモット、ポニーとのふれあいです。
さすが動物好きが集まっているので、どんどん動物に近づいていきます。
最後にこれ、なんだか分かりますか?
実はこれ、アジアゾウのテルの歯なんです。
ゾウの歯はなんと一生のうちに6回生え変わりをするのですが、
そのうちの1回で抜け落ちた歯なんです。
ゾウはキバ以外は上下左右各1本ずつの計4本しか歯がありません。
その貴重な歯を触らせてもらって、みんな興味津々です。
どの日も暑い3日間でしたが、参加してくれた子供達はみんなとっても頑張ってくれました。
楽しい夏の思い出になったかな?また来年もお待ちしてまーす!