こんにちは。
あっというまに季節は初夏ですね。
この季節になると、池の「石のカメ」の背中も、本物のカメでにぎわいます。
クサガメや、スッポンたちが入れ替わり、ひなたぼっこしています。
よくみると、後ろに順番待ちのアカミミガメが・・・
カメに大人気、石のカメ。(ややこし!)
この春、動物園はベビーラッシュだったのですが、あっという間に赤ちゃんからこどもになり、日々成長しています。
今のうちにご報告しなければ大人になっちまう、ということで、この春生まれた赤ちゃんたちを一挙ご紹介します。
まずは、この春最初の4/12に生まれた、モルモットの赤ちゃんです。
当園では珍しい、ちりちりウェーブの赤ちゃん。
ハツカネズミなどは、生まれたときには、ポークビッツのような形態(つるつるピンク)ですが
モルモットは生まれたときから、大人と同じような毛が生えて生まれてきます。
それにしても、こんなちりちりウェービーなこどもたちは初めて
両親ともこんなちりちりではないので不思議ですが、とってもかわいいです。
現在は生後8週間で、ジャーン
こんなに大きくなりました。(真ん中はお母さんです)
ちりちりは、どうなったかというと、現在はタワシのように四方八方に爆発しています。(分かりにくいですか)
それはそれで、とてもかわいいです
もうしばらくしたら本格的にふれあいデビューしますので、乞うご期待ください。
さて、お次は4/15に生まれた、アメリカビーバーです。
今年で3年連続出産の母ユリアさん、年々出産数が増えて、なんと今年は5頭の赤ちゃんを出産しました
とはいえ、お母さんのおっぱいで5頭は育てきれず、母につけたり離したり哺乳だけ足したり、そのたびまめに体重測定をし、
試行錯誤の結果、お母さんのおっぱいでは2頭が安定ということで、他の3頭は人工保育となりました。
この仔たちは、2週間、当園で人工保育ののち、動物専門学校へもらわれていきました。
そこでは、毎日学生さんたちが熱心に育ててくれているとのこと。
お母さんたちのもとに残った2頭も、日々すくすく育っています。
すーいすい、上手に泳げるようになりました。
毎年、心配性のイクメン父、ヨシキがお迎えに。
「おまんとう、へえ、けえるぞ~(おまえたち、もうかえるよ)。」
「ハ~イ」
現在、毎日14:30に公開体重測定を行っています。
ビーバーは夜行性動物。昼間はほとんど寝ていますので、この公開体重測定は必見です
6月いっぱいは行う予定ですので、どうぞお見逃しなく!
その次は4/20に生まれたコモンマーモセットです。
お母さんのクミちゃんは、これまでに自分の弟、妹の育児を何度も手伝った
面倒見の良いお姉さんでした。
今回は初めての、自分のこどもの育児ですが、とっても愛情深く育てています。
現在は一日おきで外の飼育場へ出ています。
小さくてわかりにくいかもしれませんが、見つけてみてくださいね。
さらにさらに、4/24にはワオキツネザルの赤ちゃんが生まれました。
お母さんのクィーンは、昨年が初めての出産でしたが、とても安定した育児が評判でした。
今年は、双子の赤ちゃんでしたが、代わらずの安定感
昨年生まれたおにいちゃんのカイは、お母さんと遊びたくて、うろちょろしています。
あまりしつこいと、お母さんにしかられることもありますが、
2匹の弟の毛づくろいをしてあげたり、やさしいお兄さんに成長しています。
最後は4/30に初めて着地をした、ベネットワラビーの赤ちゃんです。
なぜかタイミングが合わず、赤ちゃんがポケットの外にいる写真が撮れませんが
ポケットから顔を出している姿もまた、カワイイ
最近は、よくポケットからの冒険をしていますよ。探してみてくださいね。
ということで、全5種類の動物の赤ちゃんをご紹介しました。
そして、この春に仲間入りした、こちらの動物を紹介します。
ウニのような外観の、この動物は・・・
アフリカタテガミヤマアラシのブラッシーくん。
5/21に福岡市動物園からやってきました。
検疫とお見合いを経て・・・
先日、メスのモカと同居する運びとなりました。
会って5分ほどで、気を許しあった2頭。
モカの背後からストーカーを続けるブラッシーくん。
この2頭にも、いつか新しい家族が増えることを願います。
新しい仲間、可愛い赤ちゃんたちに会いに来てくださいね