欧州の交通について。
昨日はブルゴーニュはぜひ車で、と書きましたが、なぜ車なのかというと、日本以外の世界では、すべての面において車>鉄道となっているからです。速さ、頻度、確実性、Door to Doorの利便性、鉄道が勝っている点と言えばCO2排出量位でしょうか。鉄道は貨物の大量輸送には適していますが、人の移動は???
アメリカの現実を見ればよく分かると思います。
さて、欧州においてもそうですが、速さについていえばTGVを除いて車に勝てる鉄道は存在しません。車だとどこに行っても150km/hくらいで走れるのに対し、鉄道はせいぜい100km/h。時間通り運行される鉄道はほぼ存在せず、時間に正確なドイツでさえ5‐10分は遅れます。頻度は重要拠点を結ぶ東海道のような重要路線でもよくて1時間に1本。
フランスの高速道路は日本の10分の1くらいの料金ですが、その横の一般道でも150km/hで走れます。3車線で真ん中の車線が両方からの追い越し車線となっているのが通例です。なれればすごく便利です。
それにしても、日本の高速道路はマナーが悪く低速道路と化しています。
トラックが80‐90km/hの低速で追い越し車線を延々と走る。欧州では法律で禁止されているため、トラックは追い越し車線を走れないし、土日に至っては乗り入れ禁止となっています。普通車でも100km/hくらいの遅い車は決して追い越し車線を走らないし、仮に追い越しをしても(200km/hくらいのポルシェとかがすぐ後ろに追いつくので)、すぐ右の普通車1,000に戻ります。
日本の高速道路網もお粗末ですが、マナーも先進国の中では最悪で、モータリゼーション後進国の名にふさわしいでしょう。反論ある方は遠慮なくどうぞ。
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