北海道暮らし、はじめました。(旧:東京Diary)

サラブレッドと美味しいモノが集まる北海道が大好きなあまりに、
移住してしまった大阪人の送る北海道生活です。

まさかの「鈴木さん」

2021-04-23 | 競馬
一昨日、「ばんえい競馬の騎手が馬の顔を蹴った」という一報を読んで。何があったか知らんがひどいなー、と思っていた。

その時は名前も出てなかったので、ばん馬をうまく操れない若い騎手が勢い余ってやっちまったか、ぐらいに考えてたけど。

昨日、続報を読むと「鈴木恵介騎手」と名前が出ていてビックリ。えっ!あの「鈴木さん」がなんで!?

あれは2012年。まだ東京在住時、ゴールデンウィークの旅行で北海道へ。帯広のばんえい競馬に初めて行った時のこと。

普段の競馬と全然違う仕組みに加えて、何の情報も持ち合わせていない初心者で、何をどうしていいのやらオロオロしてたら。

パドックで突然現れた見知らぬオッチャンが「この『鈴木』を買っとけばいいから!」と競馬新聞の切り抜きをくれた。

それが鈴木恵介騎手。何百勝もしてる騎手で、1レースでいきなり勝っちゃって、ばんえい競馬において私が絶大な信頼を寄せた名手。

その鈴木さんにいったい何が起こったのさー!?処分されるような一大事になってるなんて、ただ事ではない!

が、情報を読んでいると「やっちまった」わけではないらしく。

膝をついた馬が砂地に顔をつけてしまって、鼻からたくさんの砂を吸い込んでしまったのを吐かせるためだったとか。

馬が砂を吸い込んで窒息してしまわないように、重たい顔を横に向けさせようとして足を使ったのだとか。

厩務員さんや生産者さんがそう言うのなら、きっとそうなんだろう。ただの暴力じゃないと信じたい。

でも、鈴木さんが「イライラしてやってしまった」と自分の非を認めてるらしいし。うーん、真実は如何に。

この行為は昔はよくあった、らしいけど。今のご時世、何も知らないシロウトが切り取りだけ見てギャーギャー騒ぐからねー。

ネットニュースのコメント欄なんて「動物虐待!」「競馬なんてなくなれ!」と、ここぞとばかりに責め立てるひどさ。

ええー。競馬なんて昨日今日始まった出来事じゃないのに、今さら虐待とか言うのもどうかと思うんですけど。

このヒトたちって、水族館のイルカやアシカのショーも、動物園の存在すらも、全部虐待って言うのかしら。

言いっ放しだけの素性のわからん輩たちの言葉に振り回されて、帯広市が「ばんえい競馬やめます」とか言わんかったらいいけど…。

牧場の人、厩舎の人、騎手、競馬ファン。今回の事でものすごくアウェーな感じになってしまったのが悲しい。

ばんえい競馬を熱く語っていた私も、「動物虐待!」の一員にみなされるのか。窮屈な世の中だわー。

そんなこんなで、いかなる理由があっても馬を蹴っちゃイカン!という事で戒告処分。鈴木さんは謝罪のうえ騎乗を自粛するとの事。

…どうか鈴木さんが今後も活躍を続けられますように。ばんえい競馬が消えてしまいませんように(-人-)

って、色々調べて初めて知ったけど、鈴木さんって私より年下だったのか!Σ(゚д゚lll)←これが一番の驚き。

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