今年はゴールデンウィーク前半に北海道へ 帯広競馬場にて「ばんえい競馬」を楽しんできました
去年の夏に帯広に来た時は、開催日(土・日・月)じゃなかったので、
「ここまで来たついでに、せっかくなら見たかったな~…」ぐらいの気持ちだったのですが。
NHKで3月に放映された「大地のファンファーレ」というドラマを見て、「見に行きたい!」と気持ちを強くし。
今回の北海道の旅は、ばんえい競馬での1日がメインになったのでした。
帯広競馬場内はこんな感じ パドックとコース(200m)がほぼ一直線上にあるので、移動はラクです
ゴール板はシンプルに蹄鉄形でした。
これが「ばん馬」と呼ばれる競走馬 普段見るサラブレッドと違って、脚の太さが立派過ぎ~
で。パドックで馬を見てみたものの良し悪しがわからない上、何の情報もないので途方に暮れていたら
突然隣の見知らぬおっちゃんが「お姉さんお姉さん、これあげるよー 」と、新聞の競馬欄の切り抜きをくれました。
おっちゃんは印を自分のメモに書き写したので、この切り抜きはもういらないとの事。
「あとねぇ、この『鈴木』がすごいんだから。鈴木から流せばいいのっ!」と教えてもらいました。
なので、1レースはとりあえず3番鈴木さんの複勝を100円買って様子を見る事に。
すると、鈴木さん(左側の3番)が見事に1着! おっちゃんほんまやー!すごいやん鈴木さんー!!
が。鈴木さんはその後5レースまで出てこないので、どうしようかと悩んだ結果。
こんなに遠くの街で出会った見知らぬおっちゃんのくれた縁で、この新聞にきっと運があるに違いない!
と考えて、新聞に◎○▲がついた3頭を、馬連ボックスと複勝で買う事に
するとなんと。面白いように馬券が当たるぢゃないかー!!
おっちゃんすごいよー!もしや人の皮をかぶった馬券の神様だったのか!?と思いたくなるほど
いやいや、人との出会いって大切にせんとアカンわねー
ここで、ばんえい競馬を軽くご紹介。ゴール前辺りからスタート方向を見たところ。
コースには障害が2つあって、上に写っている第2障害は高さ1.6mの坂です。
スタート地点では、馬にソリをセッティング。
ゲートはソリの幅がある分、通常よりも広くとられていました。
スタートすると、馬とソリがものすごい砂煙を上げて来るので、何番が来てるかなんてほとんどわからない状況
なので、観客もスタート地点からゾロゾロと、馬たちの進行に合わせてゴールへと一直線に歩いて行きます
こんな感じで、6~800kgあるソリをひきながら、馬たちは障害を越えてゴールを目指すのですが。
坂の上でピッタリと止まってしまったり。
ゴールまであと少しの所でピッタリと止まってしまったり。
馬券を買っている方としては「なんで動かんの!?バテてもーたんかっ!?」とハラハラドキドキ。
が。こうして止まる=息を入れるのも、スタミナを回復させる作戦として必要なのだそうです
なので本当に、ソリの後端がゴール線を通過するまでは勝負がわからず。驚きの大逆転もしばしば。
通常の競馬とは全然違う、予想のできない展開が見られるのが、ばんえい競馬の面白いところだと思いました
でまぁ。最初に勢いよく馬券が当たったので 調子に乗って後半は賭け金を上げて勝負に出てったところ…
1日終わってみれば、3000円ほど負けてしまっていました やっぱワイドが買えんと厳しいなー。
という事で負けたけど記念に、ばんえい競馬オリジナルのミニタオルを買って帰ったのでした。
何度も存続を危ぶまれながらも、ファンや企業の寄付などでなんとか踏ん張っているばんえい競馬。
私で協力できる事なら、なんぼでも馬券買うし、グッズも買うからさ~
こんなに面白い競馬が見られるんやから、どうかこれからも頑張って存続してほしいと切に願います