北海道暮らし、はじめました。(旧:東京Diary)

サラブレッドと美味しいモノが集まる北海道が大好きなあまりに、
移住してしまった大阪人の送る北海道生活です。

思い出が消えてゆく

2013-11-07 | 日記

小さな記事ですが、私にとっては少々寂しい出来事が、今日の朝刊の一面に載っていました

北海道の札幌駅と東京の上野駅を結ぶ寝台特急「北斗星」が、2年後に廃止される事になるそうです

たった一度でしたが、去年のGWに北海道を旅行した際、北斗星に乗って帰ってきた事がありました

人気なので入手困難なチケットが、旅行会社の担当さんのおかげで運よく手配できて、すごく嬉しかった覚えが

「ブルートレイン」の名にふさわしい真っ青な車体に、格調高いエンブレムが施されたステキな外見

小さな客室、お世辞にも寝心地が良いとはいえないベッド、車内販売で買ったストラップやキーホルダー。

函館から青函トンネルをくぐり、青森から東北地方を抜け、栃木、埼玉を通り、上野に到着。

飛行機なら2、3時間で済むような距離に、じっくり16時間半もかけて乗るのは、なんとも贅沢な気分でした

なんでもかんでもが高速化する時代と逆行してるトコがいいのに。もったいないよねぇ

 

つい先日、亭主ドノに話をしていたのですが。 「東京には思い出の場所ってないよなぁ」と。

たとえばスカイツリーなり、浅草なり、荒川でのサイクリングなり、近場でのカフェめぐりなり。

ない事はないけど、「毎年1回はここに来よう」とか「ここは○○の時の記念の場所」とかいうのが見当たらず。

7年近く過ごしてきたのに、「思い出」といえる場所は北海道だったり富士山だったり、東京以外なのです。

どこでもいい、何でもいいから、今からでも無理やり東京での思い出作りをしようかと、考えたりしています

 

よくテレビで「ここのお店は中学生の頃にいつも来たなぁ」とか、芸能人が思い出をたどる番組がありますが。

私が子供の頃に行ってたお店なんて、今では皆無といって等しい状況です

家のすぐ近所にあって、買物やらゲーセンやらで通いまくったジャスコは、今ではなんでも揃う立派なイオン。

マクド・KFC・ミスドという大手ファストフードが自宅から徒歩圏内にあったのは、子供の頃から自慢だったけど、

マクドはなくなり、KFCはイオンの中に入り、かろうじてミスドだけが昔のまま健在してくれている状況。

飲食店なんて数えるほどで、外食といえば、さと・ボネール・むらせ。みんなとっくの昔になくなってしまっています。

お店だけじゃなく、小学校も、遊びに行った友達の家も、「ここ、こんなんじゃなかったのに」と思う場所ばかり。

亭主ドノと初めてのデートで行った神戸のポートピアランドをはじめ、関西の遊園地はほとんど姿を消したし。

人生で最大の思い出といってもいい、2000年に結婚式を挙げたレストランですら、3年ほど前に閉店したとか。

何かと開発を進められる都会だと、「昔のまま」なんてモノを見つける事自体がムリなのかも知れません

 

そして今日の北斗星の話。こうして考えると、そんなに更新してないけど「ブログ」やっててよかったなぁと。

写真だけでも、形に残せるからいいかも知れないけど、ブログだとその時の気持ちも残せるもんね。

どんな経緯があったとか、どんな思いだったとか、さほど詳しくなくても、写真だけよりはまだ思い出せるし。

今では当たり前になってしまった東京での毎日も、最初の頃は色々と新鮮で。ひとつひとつが発見でした。

手で書く日記だと膨大な量になっても、PCの中ならかさばらんし、いつでもどこでも取り出せる。

思い出の場所やモノがどんどんなくなっていっても、思い出だけは消えずに残せたらいいなと思います。

 

最近、ちょっと面倒でやる気が失せていたブログですが、小さな事でもいいので少しずつ更新しようかな

そんな事を思い直してみた今日でした。なんか内容が支離滅裂になってしまってるけど…

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