
小さな記事ですが、私にとっては少々寂しい出来事が、今日の朝刊の一面に載っていました
北海道の札幌駅と東京の上野駅を結ぶ寝台特急「北斗星」が、2年後に廃止される事になるそうです
たった一度でしたが、去年のGWに北海道を旅行した際、北斗星に乗って帰ってきた事がありました
人気なので入手困難なチケットが、旅行会社の担当さんのおかげで運よく手配できて、すごく嬉しかった覚えが
「ブルートレイン」の名にふさわしい真っ青な車体に、格調高いエンブレムが施されたステキな外見
小さな客室、お世辞にも寝心地が良いとはいえないベッド、車内販売で買ったストラップやキーホルダー。
函館から青函トンネルをくぐり、青森から東北地方を抜け、栃木、埼玉を通り、上野に到着。
飛行機なら2、3時間で済むような距離に、じっくり16時間半もかけて乗るのは、なんとも贅沢な気分でした
なんでもかんでもが高速化する時代と逆行してるトコがいいのに。もったいないよねぇ
つい先日、亭主ドノに話をしていたのですが。 「東京には思い出の場所ってないよなぁ」と。
たとえばスカイツリーなり、浅草なり、荒川でのサイクリングなり、近場でのカフェめぐりなり。
ない事はないけど、「毎年1回はここに来よう」とか「ここは○○の時の記念の場所」とかいうのが見当たらず。
7年近く過ごしてきたのに、「思い出」といえる場所は北海道だったり富士山だったり、東京以外なのです。
どこでもいい、何でもいいから、今からでも無理やり東京での思い出作りをしようかと、考えたりしています
よくテレビで「ここのお店は中学生の頃にいつも来たなぁ」とか、芸能人が思い出をたどる番組がありますが。
私が子供の頃に行ってたお店なんて、今では皆無といって等しい状況です
家のすぐ近所にあって、買物やらゲーセンやらで通いまくったジャスコは、今ではなんでも揃う立派なイオン。
マクド・KFC・ミスドという大手ファストフードが自宅から徒歩圏内にあったのは、子供の頃から自慢だったけど、
マクドはなくなり、KFCはイオンの中に入り、かろうじてミスドだけが昔のまま健在してくれている状況。
飲食店なんて数えるほどで、外食といえば、さと・ボネール・むらせ。みんなとっくの昔になくなってしまっています。
お店だけじゃなく、小学校も、遊びに行った友達の家も、「ここ、こんなんじゃなかったのに」と思う場所ばかり。
亭主ドノと初めてのデートで行った神戸のポートピアランドをはじめ、関西の遊園地はほとんど姿を消したし。
人生で最大の思い出といってもいい、2000年に結婚式を挙げたレストランですら、3年ほど前に閉店したとか。
何かと開発を進められる都会だと、「昔のまま」なんてモノを見つける事自体がムリなのかも知れません
そして今日の北斗星の話。こうして考えると、そんなに更新してないけど「ブログ」やっててよかったなぁと。
写真だけでも、形に残せるからいいかも知れないけど、ブログだとその時の気持ちも残せるもんね。
どんな経緯があったとか、どんな思いだったとか、さほど詳しくなくても、写真だけよりはまだ思い出せるし。
今では当たり前になってしまった東京での毎日も、最初の頃は色々と新鮮で。ひとつひとつが発見でした。
手で書く日記だと膨大な量になっても、PCの中ならかさばらんし、いつでもどこでも取り出せる。
思い出の場所やモノがどんどんなくなっていっても、思い出だけは消えずに残せたらいいなと思います。
最近、ちょっと面倒でやる気が失せていたブログですが、小さな事でもいいので少しずつ更新しようかな
そんな事を思い直してみた今日でした。なんか内容が支離滅裂になってしまってるけど…