自分で言うのも何だが、基本的に穏やかな性格の私。が、今日の午前中は結構プンプン憤慨しておりました。
実はほんの10日ほど前に亭主ドノのお母さんが亡くなり。大阪に行って葬儀を済ませてトンボ帰りで、先週はドタバタ。
ひと段落して「ああ、今年も喪中ハガキを用意せんと…」と思い、印刷は家でするからと官製ハガキを買ったのが昨日。
郵便局にて「喪中用の胡蝶蘭の(切手の)ハガキを30枚下さい。」と確かにお願いした私。
そしたら出てきたのが冒頭のハガキでさ。切手がこんなんだったのさ。
「ん?これ喪中用に使っていいハガキですか?」と尋ねると、「税率が変わってデザインが変わった」とかいう返答。
…なんか鮮やかですけど〜と思いながらも、郵便局員、しかも年季の入ったオッチャンの言う事だからと納得した私。
レシートにも「胡蝶蘭」って書いてるし、なんか胡蝶蘭も色んなタイプができたんやな〜、と無理矢理に納得した私。
んで今日。早く出さんと年賀状を作ってるかも知れない皆さんに迷惑をかけてしまう…と思い、朝から通信面を作成して。
ザクザク30枚プリントアウトしてる間に、どうにも気になったから、ハガキについて日本郵便のサイトで調べたのさ。
そしたら、絶賛プリントアウト中の昨日買ったハガキはいわゆる「通常ハガキ」で、胡蝶蘭のは別だと。
おおい、おいおいおい!だろうが!だよなあ!こんなピンクの花(ヤマザクラらしい)で喪中ハガキっておかしいよな!
つい先日に友達から届いた喪中ハガキを見ても、そうだよ、これが正しい胡蝶蘭じゃないかよ。
おいおい、勘弁してくれよ。常識のカタマリだと自負するこの私が、フツーのハガキで喪中とか出したら軽蔑されるがな。
しかも気づいた時には30枚プリントアウト完了してるし。ああ〜、もっと早く気づいてれば単純な交換で済んだのにー。
とりあえず郵便局に電話。「胡蝶蘭ってお願いしたのにヤマザクラのハガキを渡されたんですよねぇ」と事情を説明。
向こうにも購入履歴が残ってたんだろうな。「申し訳ございません!確かに胡蝶蘭と承っていたようで失礼しました!」
と平謝りされると、基本的に腰の低い私も「いえいえそんな。印刷してしまったので手数料をお支払いしますか?」と問う。
が、もちろんそんな支払いは不要。住所を言うと「すぐに胡蝶蘭のハガキをお持ちして交換させていただきます!」と。
なんだか悪いねぇ。印刷する前だったら気兼ねなく交換で済んだのに。「早く気づけよ!」とか思われてないかしら。
なんて事を考えているうちに、昨日のオッチャンが現れて、新しいハガキとお詫びのタオルをくれたのでした。
これさぁ。サービス業を経験した私だから、間違えた人の気持ちも汲み取って「いやいや、もう大丈夫ですから」とか言うけど。
そこらのクレーマーもどき相手だと「印刷にかかったインク代と電気代も払え!」とか言われるのかなー。怖い怖い。
まあそんなんで、無事に私の「常識人」の肩書きも守られたので、プンプンも治まっております。
プロでも間違ったり失敗する事はあるのさ。私も丸め込まれずに、自分を信じてもっと粘れば良かったのよな。教訓だわ。