以前書き込んだこともある譲二さんのお話ですが、結末は完成してないものの少しづつupしていこうと思います。
お酒を飲んだ勢いで、譲二さんと一夜をともにしちゃった女の子の話です。
時期としては、本家吉恋のヒロインがクロフネに住み込む少し前の頃を想定してます。
川原柚葉…大学卒業して一年のOL、歴史オタク
茶倉譲二…喫茶クロフネのマスター、やっぱり歴史オタク
☆☆☆☆☆
なんでこうなった?~その4
〈譲二〉
使ってない部屋(いつもは俺の書庫になってる)のベッドに応急でシーツを敷いていると、柚葉ちゃんに後ろから抱きつかれた。
柚葉「ひとりにしないで…」
振り向くと目に涙をいっぱいためて俺を見上げている。
可愛い女の子に弱い俺としては、そんな彼女を思い切り抱きしめたいところだ。
けど、そんな邪な考えを追い払い、そっと彼女の肩に手を置いた。
譲二「そんなこと、初めてあったばかりの男に言っちゃだめだよ…」
縋りつくように俺を見つめる彼女の瞳から、涙がひとすじ頬を伝う。
柚葉「ひとりにしないで…」
譲二「……」
彼女と見つめあっていると、愛しい気持ちが込み上げてくる。
そんな気持に酔った俺は、柚葉ちゃんの額に軽く口づけてしまった。
しらふならそんなことは絶対にしないのに…。
なんとか自分を思い留まらせようと、声に出す。
譲二「だめだよ、自分を大切にしなきゃ…。俺だって男なんだよ…」
だけど…だけど…。
気持ちは揺らいでしまう。
そして、言葉とは裏腹に彼女を強く抱きしめた。
それに応えるように柚葉ちゃんも俺を抱きしめ、甘えるように言った。
柚葉「そんなの…分かってる…でも、ひとりは嫌…イヤ」
その言葉に俺の理性は飛んでしまった。
柚葉ちゃんの柔らかな唇にキスをすると彼女も俺を求めてくる。
そっと彼女の唇を開くと舌を絡ませた。
彼女は俺の頭に手を回すと縋りつくように抱きしめ、髪をかき乱した。
俺たちはそのままベッドに倒れ込んだ。
そして…皺になったシーツの上で、唇を貪りあった。
その5へつづく
そしてオリジナルストーリー!
めっちゃいいですねー(*∩´ω`∩*)
続き楽しみにしてます!