以前書き込んだこともある譲二さんのお話ですが、結末は完成してないものの少しづつupしていこうと思います。
お酒を飲んだ勢いで、譲二さんと一夜をともにしちゃった女の子の話です。
時期としては、本家吉恋のヒロインがクロフネに住み込む少し前の頃を想定してます。
川原柚葉…大学卒業して一年のOL、歴史オタク
茶倉譲二…喫茶クロフネのマスター、やっぱり歴史オタク
☆☆☆☆☆
なんでこうなった?~その10
〈柚葉〉
家に帰り着いた途端にメールが鳴った。
確認すると
『from: 茶倉譲二』
誰?
って、そっか『譲二』だった…。
茶倉さんの下の名前。
顔を見ながら必死で思い出そうとした時には思い出せなかったけど。
ええっ!!! なんで、メアド知ってるの!?
まさか私が眠ってる間に携帯のアドレスに登録とか…!?
う~ん………。
そうだ、居酒屋でメアドの交換したんだった…。orz
アドレス交換したあと、茶倉さんの携帯も取り上げて自分でアドレスに登録してあげたんだった…。
考えたら、ほんと馴れ馴れしい女だったよね…。
酔ってるとはいえ…。
とりあえず、メールの内容を確認してみる。
『柚葉ちゃんへ
無事に帰れたかな?
乗り継ぎもうまく行った?
ごめんね、店があるから駅までしか送れないで。
それと、馴れ馴れしくてごめんね。
昨夜のことは柚葉ちゃんが覚えてないんだったら、無かったことにしよう。
だけど、もしよかったら店に遊びに来て。
また、美味しいコーヒー入れるから、一緒に歴史の話でもしよう。
茶倉譲二』
これ…本気にしてもいいのかな?
コーヒーを飲みに行くくらいはいいよね?
それとも図々しい?
私は大きくため息をついた。
その11へつづく