以前書き込んだこともある譲二さんのお話ですが、結末は完成してないものの少しづつupしていこうと思います。
お酒を飲んだ勢いで、譲二さんと一夜をともにしちゃった女の子の話です。
時期としては、本家吉恋のヒロインがクロフネに住み込む少し前の頃を想定してます。
川原柚葉…大学卒業して一年のOL、歴史オタク
茶倉譲二…喫茶クロフネのマスター、やっぱり歴史オタク
☆☆☆☆☆
なんでこうなった?~その5
〈譲二〉
何度も貪るように唇を重ねたあと、俺は耳元に囁いた。
譲二「ねえ…。俺の部屋に来てよ…ここじゃなく…」
柚葉「うん…」
柚葉ちゃんは腰が抜けてしまっているみたいだったから、抱き上げて俺の部屋に向かった。
そっとベッドの上に横たえると誘うような瞳で俺を見上げている。
俺は上着を脱ぐと彼女に覆いかぶさった。
譲二「後悔しない?」
柚葉「うん…」
彼女のブラウスのボタンを外しながら頬や首すじにキスを落とす。
すると彼女も俺のベルトを緩めてくれる。
恥ずかしい話だけど、女の子を抱くのは久しぶりで、少し舞い上がっていた。
☆☆☆☆☆
彼女の少し汗ばんだ肌は桜色になっている。
息を整えながら囁いた。
譲二「気持ち悪いでしょ? シャワー浴びてくる?」
それには答えずに、柚葉ちゃんは「眠たい」と言いながら俺にしがみついて来た。
やっぱり可愛いなぁ。
そっと抱きしめながら、こんな可愛い子がこのまま恋人になってくれたらいいのにな~と妄想してしまう。
(ちょっと図々しいかな……)
心地よい睡魔が誘う。
譲二「ゆず…は…ちゃん…」
そのまま俺は、眠ってしまった…。
腕の中の柔らかな髪を無意識に撫でながら……。
その6へつづく