小説を検索しやすくするためインデックスを作りました
インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。
インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。
手書きイラスト インデックス…自分で描いた乙女ゲームキャラのイラスト記事
他にも順次インデックスを作ってます。インデックスで探してみてね。
サイトマップ
人気ブログランキングへ
インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。
インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。
手書きイラスト インデックス…自分で描いた乙女ゲームキャラのイラスト記事
他にも順次インデックスを作ってます。インデックスで探してみてね。
前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。
久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。
『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。
そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。
航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。
だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。
☆☆☆☆☆
思わぬ居候~その3
〈譲二〉
百花ちゃんの部屋に2人で布団を運び込んだ。
明里は疲れているだろうからと、先にお風呂に入ってもらってる。
2人でシーツをかけながら、百花ちゃんに謝った。
譲二「百花ちゃん、ごめんね。結局こうなってしまって」
百花「いいえ、私は大丈夫です」
ああ、健気だなぁ。
譲二「なんとか明日は出て行ってもらうようにするから、今日だけがまんしてね」
そっと抱きしめて、唇にキスすると百花ちゃんは顔を赤らめた。
もう他人ではないのに、そんなところは前と変わらない。
譲二「それに…やっと一緒に暮らせるようになったのに、これから仕事に行かなきゃならないなんてね…」
百花「今日も遅くなりそうなんですか?」
譲二「いや、今日はそんなに遅くはならないと思う。でも、表は鍵をかけておくから。それと俺のことは待たなくていいから、先に休んでいてね」
百花「はい。気をつけて行ってきてください」
譲二「百花ちゃんを一人で留守番させずに済むのが、明里が泊まる唯一の利点だな…」
俺はやれやれとため息をつくと実家に出かけた。
その4へつづく
前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。
久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。
『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。
そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。
航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。
だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。
☆☆☆☆☆
思わぬ居候~その2
〈譲二〉
譲二「さあ、こっちの椅子にでも座って」
明里はいつになく情緒不安定で、時々発作的に泣きながら、話もあっちこっちにとんでしまう。
俺と百花ちゃん、二人がかりで慰めながら、少しずつ理由を聞き出した。
明里は、俺の親友でもある夫の貴志と夫婦げんかをして出てきたらしい。
しかし、明里は実家から勘当されたも同然の身、急に飛び出しても行くところが無かったのだ。
俺は呆れ返って言った。
譲二「だからって、何も俺のところに来ることはないだろ?」
明里「だって、他に思いつかなかったんだもの。急に泊めてもらえそうな女友達なんかいないし…」
譲二「ホテルにでも泊まったら?」
冷たく言い放ったが、明里には通じない。
明里「飛び出してきたから、現金はそんなに持ってきてないのよ。それに当分帰らないつもりだから、そんなに長くホテルには泊まれないわ」
譲二「そんなに長くって…、俺のところにそんなに長くいるつもりなのか?」
明里「だめ?」
明里が甘えて上目遣いで見上げる。
いつものごとく丸め込まれそうになったが、百花ちゃんの顔が目に入り、俺は心を鬼にして言った。
譲二「ダメだよ」
明里「そんなぁ…。この店のソファーで寝てもいいから…お願い」
譲二「そんなこと言ってもね」
百花「あの…。もしよかったら…、私のベッドはあまり広くないけど…。明里さんとならなんとか二人で寝られるから」
譲二「そんなこと百花ちゃんにさせられないよ。…分かった、布団の予備はあるから、明里は百花ちゃんのベッドの横で寝てくれ」
明里「ありがとう。助かるわ」
明里は涙で汚れた顔を輝かせて微笑んだ。
まさか嘘泣きじゃないだろうな…。
それにしても…。
結局こうなったか…。
その3へつづく
前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。
久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。
『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。
そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。
航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。
だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。
☆☆☆☆☆
思わぬ居候~その1
〈譲二〉
百花ちゃんと結ばれて数日たった。
最初は何かと冷やかしていたリュウたちだったが、飽きたのか諦めたのか口にだすこともなくなった。
☆☆☆☆☆
店を閉めて、百花ちゃんと二人で夕食を取っていた時のことだ。
店の戸をガタガタとするものがいる。
百花ちゃんが不安そうに俺を見た。
譲二「百花ちゃんはここにいて…」
俺はドアのところに行くと声をかけた。
譲二「すみません。今日はもう閉店してるんです…」
???「ああ、譲二。よかった。ちょっと開けて」
これは…、明里の声だ。
ドアを開けて明里を招き入れる。
譲二「一体どうしたんだ? こんな時間に…」
明里「メールを入れたんだけど、見てないの?」
譲二「あ、ごめん…。マナーモードになってたみたいだ…」
明里「それがひどいのよ…。貴志ったら…」
百花「こんばんは…。お久しぶりです」
明里「あ、百花さん。お久しぶり。元気にしてた?」
百花「はい。明里さんもお元気そうで…どうしたんですか?」
突然、明里が俺の胸に顔を埋めると、泣き崩れた。
俺は仕方なく、明里の頭をポンポンと叩いて、慰めながら聞いた。
譲二「一体どうしたの? ちゃんと話してくれる?」
百花ちゃんが差し出したハンカチで涙を拭くと、明里はやっと俺の胸から離れた。
やれやれ…。
その2へつづく