田植え機に乗った元サラリーマン

車中泊旅や探石などを楽しみながら生活の中で感じたこと思ったことなどを気まぐれに書き込んでいます

コキア

2018-08-22 | 四季
ひとりごと
8月22日の新聞に「国営ひたち海浜公園」でコキアのライトアップが始まったとの記事が掲載されていました。この記事を読んでちょっぴり苦々しい複雑な思いです。
ここの公園はネモフィラ、チューリップ、スイセン、そしてコキアなどの園芸種を広大な敷地に植え、何とかの丘とか何とかガーデンとか名前をつけたくさんのお客さんを集めています。最近ではメディア、特にテレビなどで頻繁に取り上げられていてさらに客足を伸ばしているようです。まぁそれはいいんです、行きたくない人は行かなければいいんですから。
ただ行かれた方のなかでこの見事なお花畑を見て感動のあまり「我が家の庭にもコキアを」と考えてしまう方が多々いるようなんです。どこかで種(苗)を売っているみたいで、それを庭先に蒔いて楽しまれているようです。まぁ手入れしているうちはキレイで何とも素敵なんですがそのうちほったらかしに、コキアは一年草なんですが種がこぼれ毎年同じような所に生えてきます。かくしてあっちこっちに不揃いの見苦しいコキアの庭を見かけることになります。これが結構見かけるんですよ。まぁそれもいいんです、ご自分の庭ですからどうぞお好きなように。

「迷い込んで来たコキア」-1
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ところがところが風が運ぶのか鳥が運ぶのか判りませんがこの種が飛ぶんですよねぇ!
お盆を過ぎたある日我が家の畑の隅に見かけない植物が、みるみる大きくなって今は直径20cmぐらいに、紛れもなく「コキア」です。(我が家に飛んでくるぐらいですからあちこちに飛んでいるのかな……)

まぁすべてが「国営ひたち海浜公園」の影響だとは申しませんが、ポピー、リナリア(キンギョソウ)、パンパスグラスなどを庭先や畑で見かけるようになりました。すすきのお化けみたいなパンパスグラスが畑の境あたりに大きな株となってほったらかしになっていることもあります。まぁ一番見かけるのはなんといってもコキアです。紅葉すると一段とキレイなんだそうですが、日本の秋の原風景がちょっぴり心配です(大げさですね)。

この公園の名前を良くみると「国営」なんですよね、「日本古来の固有種を大事に、出来れば優先的に育てて頂きたい」なんて想いながらHPをよく見てみると敷地内にはちゃんと「オオウメガサソウ」や「スカシユリ」、「ハマヒルガオ」などのゾーンがあるんですよね、ちょっぴり「ほっ」です。でもネモフィラ、コキアのインパクトは強烈ですね、もともと日本人は特にキレイ、カワイイには影響されやすく飛びつきやすい民族ですから仕方ないのかな、エブリスィング カムカム、エブリバディ カムカムですからねぇ、そして一人で2つも3つも宗教を信じていますしそれどころか八百万(やおよろず)の神様がいる国ですから。でもそれが逆に日本人の特徴なのかも、いつのまにか取り込んで咀嚼して自分のものにしてしまいますからね。コキアも種類は違うようですが「ほうき草」の一種、「ほうき草」は昔から山野で見かけてますのでまぁそんなに心配することはないのかもしれません。

「迷い込んで来たコキア」-2

自宅から20kmほどのところにある「国営ひたち海浜公園」、私たちの年代にとっては「米軍射爆(撃)場跡地」と言ったほうが馴染みがあるんですが、そういうこともありましてこれからも当分行くつもりはありません、へそ曲がりなんですかね(出来れば節操があると言ってほしいんですが……)。

「迷い込んで来たコキア」-3

で、問題は畑の隅の「コキア」、さてさてどうしましょう。
日本の「秋の原風景」を保存するために引っこ抜いてしまいましょうか。
でもせっかく迷い込んで来てくれたんですからそれも忍びないですねぇ。
ちょっぴり悩ましい夏の終わり、もともと草だらけの畑だったんですから「コキア」一本ぐらい……。
う~~~ん、秋まで待ってキレイと噂の紅葉を見させてもらってからにしましょうかね。

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