大子町のりんご
鮭の遡上と永源寺の紅葉を見た帰り道、街道のあちらこちらで「りんご園」の幟がはためいていました。たわわに実った赤いリンゴを車窓から見ていたら思わずブレーキを踏んでハンドルを切り、名も知らない「りんご園」に入ってしまいました。

「りんご」大子町1


小さ目のテーブルが3つ~4つ並べてあり、先客がリンゴを剥いて試食していました。空いているテーブルに座ると、試食用のリンゴが3つ4つ出され「どうぞ、試食されてからご検討下さい」とのことでした。

「りんご」大子町2


ナイフで一個をむいで食べたらもう充分です。青い果皮でやや硬めの「王林」を注文しようとして、ふと幻のりんご「高徳」を思い出しました。まぁ、幻のりんごといってもその話を聞いたのは10年まえですから、今はたぶんそれなりに出回っているはずですので、おかみさんらしき人に「高徳おいてありますか?」と尋ねてみました。
するとあたりをはばかるような小さな声で「ちょっと待ってください」と言われました。ちょうど7~8人のグループの方が席を立たれるところでした。そのあとご主人らしき人が「少しお高めなんですが、2㎏ならお譲りできますよ」とのことでした。
まぁ、久しぶりなんで値段には目をつぶり、「是非、お願いします」と答えました。
ご主人は道路の反対側の冷蔵倉庫らしきところに行き、しばらくして2つの袋を持って来ました。一つは後ろの2人組のテーブルの下に、一つは私のテーブルの下にそっと隠すように置きました。
「高徳」と試食した「王林」を1袋ずつ購入して、リンゴ園を後にしました。

「りんご」大子町3


もうそれなりに出回っていると思っていた「高徳」ですが、確かに店頭には置いてありませんでしたので、まだまだ希少なんですね。まぁ、「ふじ」などと比べると2周りは小さい感じですので収量が少ないんですかね。ひょっとしたら栽培も難しいのかもしれません。
今日は手に入れられて、ラッキーって感じですかね。

「高徳」大子町1


家に帰って早速食べて見ました。袋には大きいのから小さいのまで入っていて不揃いです。心なしか果皮の光沢も鈍い感じです。
こりゃ、はずれかなとふと思いました。

「高徳」大子町2


でも中身は、以前食べた「高徳」と同じでした。果肉の6~7割に「蜜」が入っています。お皿の奥の少し大きめの「王林」と比較しても、「蜜」の入りの違いは一目瞭然だと思います。
滴り落ちるような「蜜」が入っているやや硬めの果肉は、何とも言えない食感です。甘い香りが辺り一面に漂い、味はリンゴというよりパイナップルに近いですかねぇ。
まぁ、値段は少しお高めなんでしょうが機会があれば是非賞味してみて下さい。
お奨めで~す。
なお、幻のりんご「高徳」の詳細については以前記事に書きましたのでリンク張っておきま~す。
幻のりんご「高徳」
次回に、つづく。

鮭の遡上と永源寺の紅葉を見た帰り道、街道のあちらこちらで「りんご園」の幟がはためいていました。たわわに実った赤いリンゴを車窓から見ていたら思わずブレーキを踏んでハンドルを切り、名も知らない「りんご園」に入ってしまいました。

「りんご」大子町1


小さ目のテーブルが3つ~4つ並べてあり、先客がリンゴを剥いて試食していました。空いているテーブルに座ると、試食用のリンゴが3つ4つ出され「どうぞ、試食されてからご検討下さい」とのことでした。

「りんご」大子町2


ナイフで一個をむいで食べたらもう充分です。青い果皮でやや硬めの「王林」を注文しようとして、ふと幻のりんご「高徳」を思い出しました。まぁ、幻のりんごといってもその話を聞いたのは10年まえですから、今はたぶんそれなりに出回っているはずですので、おかみさんらしき人に「高徳おいてありますか?」と尋ねてみました。
するとあたりをはばかるような小さな声で「ちょっと待ってください」と言われました。ちょうど7~8人のグループの方が席を立たれるところでした。そのあとご主人らしき人が「少しお高めなんですが、2㎏ならお譲りできますよ」とのことでした。
まぁ、久しぶりなんで値段には目をつぶり、「是非、お願いします」と答えました。
ご主人は道路の反対側の冷蔵倉庫らしきところに行き、しばらくして2つの袋を持って来ました。一つは後ろの2人組のテーブルの下に、一つは私のテーブルの下にそっと隠すように置きました。
「高徳」と試食した「王林」を1袋ずつ購入して、リンゴ園を後にしました。

「りんご」大子町3


もうそれなりに出回っていると思っていた「高徳」ですが、確かに店頭には置いてありませんでしたので、まだまだ希少なんですね。まぁ、「ふじ」などと比べると2周りは小さい感じですので収量が少ないんですかね。ひょっとしたら栽培も難しいのかもしれません。
今日は手に入れられて、ラッキーって感じですかね。

「高徳」大子町1


家に帰って早速食べて見ました。袋には大きいのから小さいのまで入っていて不揃いです。心なしか果皮の光沢も鈍い感じです。
こりゃ、はずれかなとふと思いました。

「高徳」大子町2


でも中身は、以前食べた「高徳」と同じでした。果肉の6~7割に「蜜」が入っています。お皿の奥の少し大きめの「王林」と比較しても、「蜜」の入りの違いは一目瞭然だと思います。
滴り落ちるような「蜜」が入っているやや硬めの果肉は、何とも言えない食感です。甘い香りが辺り一面に漂い、味はリンゴというよりパイナップルに近いですかねぇ。
まぁ、値段は少しお高めなんでしょうが機会があれば是非賞味してみて下さい。
お奨めで~す。
なお、幻のりんご「高徳」の詳細については以前記事に書きましたのでリンク張っておきま~す。
幻のりんご「高徳」
次回に、つづく。


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