仕事の帰りに、大津市内のガソリンスタンドに寄る。毎日国道を通って、滋賀県大津市の自宅と、京都市内の職場を行き来しているからわかるのだが、京都市内(特に市街地)でよりも、大津市内で給油した方が安くつく。だから、たいていの場合私は、大津市内のガソリンスタンドで給油するようにしている。
しかし……。
ここ最近のガソリンの高さは何なのだろう?
ちょっと前までは、大津市内のガソリンスタンドなら、1リットルあたりだいたい90~100円の間くらいだったのだが。大津市内より高い京都市街地でも、1リットルあたり100~110円だったと記憶している。
それが今では、どうだ。大津市内でも、1リットルあたり120円以上する。なかなか痛い負担増だ。もっとも私は、バイクだけしか乗っていない(普通自動車の運転免許証は持っているが、愛車を持たない私はペーパードライバーと化している)。自動車に乗っている人なんかは、もっと大変だろうなあ、っと思う。
それでも、電車やバスで通勤するよりもはるかに安くつくから、今でもガソリン高を我慢しながらバイクに乗っているのだが。
ところで、「テロとの戦い」と称されて始められた、アフガン・イラク戦争の前に以下のようなことを言う人がいた。
「もし、アメリカが短期で戦争に勝利すれば、安い原油が手に入り、日本経済も景気も活気づく。期待していいんじゃないか?」
私のネット上の知人にも、そのようなことを言っている人がいた。
そして、アフガン・イラク戦争が終わった今日……現実はどうなっているだろうか。もはや言うまでもないだろう。
ちなみに私の親父にその話をしたら、親父曰く。
「そう言う人は、石油の値段がどうやって決まっているのかを、全然知らんのやな」
原油やガソリン価格の話だけに限らず、アメリカのいわゆる「対テロ戦争」には、このような嘘っぱちが多すぎるのではないか?
「戦争に勝利すれば、強いドルを維持できて、世界経済にとってプラスになる」
……言うほど、ドルは安定しなかったやん。
「イラクは大量破壊兵器を隠し持っている」
これも、今では大嘘だったということがバレている。当時のアメリカ国務長官だったコリン・パウエル氏も、間違いを認めている。
さらに、イラク・アフガン戦争でテロは減るどころか、ますます先鋭化しながら増え、しかも世界全体に拡散していってるではないか?
結局、みんな何のために、あのような戦争をしたのだろ?
要するに「みんな騙されただけ」ではないのか?
ガソリンスタンドの領収証を見ながら、ふとそんなことを考えた。
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