京都の闇に魅せられて(新館)

4年ぶりに「負け犬の遠吠え日記」復活!

 それにしても、実に4年ぶりの再開となる。
 私、komichiのHPの日記コーナー(注:元のものは現在閉鎖によりリンク切れ)復活は。

 「ああ、いかんなあ」とは思いつつ、ついつい忙しさと無精さが原因でもう4年も日記の更新をサボってしまった。

 この度、「HTML文書を作るより手軽にできる」というブログという形式にて復活させることにした。
 まあ、毎日は更新できんかもしれないが、できるだけがんばっていきたい。自分の思ったことなどを、何らかの形にして表し、残すということは、それはそれで意義あるから。


 ところで「負け犬の遠吠え」と言って、「おや?」と思ったり、ピンときた人も少なくないのではないか。
 そう、つい最近も酒井順子という人の書いた『負け犬の遠吠え』という本と、ほととんど同じ題名ではないか、と。
 でも、ご安心を。酒井女史の話題の著作は、確か2003年頃に出版されたのでしたっけ。私は、1999年末の時点で、もう既に「負け犬の遠吠え日記」という題名でHPの日記を始めていたのだ。だから、著作権の侵害等にはあたらないと思う、多分。似たような題名で日記やエッセイ等を書いている人は、探せば他にもたくさんおられるだろうし。

 ところで、酒井女史の著書にはこうある。

 どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」なのです。

 私はその原作本を読んでいないので、酒井女史がどのような意図をもってこのような内容の本を書かれたのかは、わからない。
 ただ……この内容が今では(おそらく酒井女史の意図を越えて)ひとり歩きしてしまって、「30代以上未婚女性 = 負け犬」という言い方が、すっかり世に広まってしまった。
 今では、ダブロイド新聞から雑誌、一部のテレビ番組まで、あらゆるメディアが、30代未婚女性のことを「負け犬」「負け犬」と当たり前のように言うようになった。
 なんかさあ、思うのだけど……これって、明らかに30代以上未婚女性を差別・侮蔑しているんじゃないのか? 30代未婚女性には、「単にモテなかったから」から「夢や仕事を、結婚のために諦めることができなかった」とか「病気の親を介護するため」とか、様々な事情で未婚のまま、という人がいるだろう。それを、安易に「負け犬」と言ってひとくくりにしてしまうのは、いかがなものか、とも思う。第一、そんなことを言う人に、彼女らの人生をエラそうにどうこう言う権利なんてそもそまあるのか?
 どうも、この「負け犬」問題に関わらず、最近のマスメディアの非常識・無神経ぶりは目に余るものがある、と私は思う。

 それと、「痴」とか「呆」という文字を使うだけで「差別だ」と叩き、『ちび黒サンボ』や『ジャングル大帝』を「黒人差別だ」と叩く人権団体の皆さん。あと、アイドルの水着写真付きカレンダーを飾っただけで「セクハラだ」とか怒る自称フェミニストの皆さん。
 どうして、30代未婚女性をあからさまに差別するような言葉を安易に使うマスメディアには、まともな抗議をしないのか? また、もししていたとしても、何故それを止められないのか?
 私には不思議でならないのだが……?
 もっとも、これまであまりにも「活動」しすぎて……自分たちの気に沿わない言論や表現を叩きすぎて、逆に世間一般から嫌われてしまい、ほとんど社会的な影響力を失ってしまったのかな? それで、本当の差別表現が出てきた時に、何もできないのかな? もし、そうだとしたら、あまりに情けなさすぎるなあ。


 ちなみに、私がこの日記を『負け犬の遠吠え日記』と名付けたのは、私自身が「30代はじめ、男、なのに安月給の甲斐性なし」だからだ(日記を始めた当初はフリーターだった)。
 自分のことをそう称しただけで、他の「安月給サラリーマン」や「フリーター」等を差別する意図など全くない、っとここでお断りしておく。
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