京都の闇に魅せられて(新館)

京都妖怪探訪(103):2011年霊場魔所の桜・水火天満宮





 もう桜の時期は過ぎてしまった感がありますが(笑)、今年はせっかく桜の写真をたくさん撮りましたので、「本シリーズ」でも今月いっぱいは桜の特集でもしていたいと思います。

 今回は、『シリーズ第37回』でもとりあげました、水火天満宮の見事なしだれ桜を紹介します。


 『シリーズ第37回』でもふれましたが、ここは菅原道真を祀った神社のひとつです。
 水難と火難などの厄除け、合格祈願等のご利益があるそうです。
 またここには、「道真の霊が上に立ち天に昇った」と伝えられている「登天石」など、不思議な言い伝えのある石がいくつか祀られています。
 前に訪れた時には、しだれ桜は咲いていませんでしたので、「しだれ桜が満開の時に再訪したい」と思っていましが、今回ようやくその機会に恵まれました。


 堀川通りに面した水火天満宮の入り口です。





 最寄りの交通機関は、市バス・天神公園前停留場です。
 鳥居の奥に桜が見えます。

 この時、もうソメイヨシノ等は既に盛りを過ぎていましたので、まだ大丈夫かと心配していましたが、しだれ桜はまだ満開だったようです。

 中に入ってみます。











 まさに満開のしだれ桜。
 まるで桜の天井で覆われて居るかのようです。

 ちなみに、しだれ桜の咲いていない時は、次のような感じです。









 そして、次の写真が伝説の「登天石」です。
 伝説の石も桜に覆われていました。





 この伝説の石について、ここで改めて説明します。

 道真の死後、京の都では災害が相次ぎ、それれらは道真の怨霊の仕業だと考えられました。
 比叡山延暦寺の第13代座主で、道真の生前の師にあたる人物ともされる法性坊尊意(ほっしょうぼうそんい)僧正。
 醍醐天皇は尊意僧正に祈祷を依頼し、尊意僧正は山を降りて宮中に向かいます。
 尊意僧正が鴨川まで来ると、突然水位が増し、町へと流れ込みます。
 僧正は怯まず、川に向かって祈りを捧げます。
 すると川の水位が下がり、川の水が真っ二つに割れ、ひとつの石が現れます。
 その石の上に道真の霊が立っていていました。
 やがて道真の霊は昇天し、その途端に雷雨もやみました。
 尊意僧正は参内を済ませると、道真の霊が立っていた石を持ち帰って、供養をしました。
 このことから延長元年(923年)に道真の霊を祀ったのが、この水火天満宮で、その時道真の霊が立っていたという石が、この「登天石」だそうです。

 その伝説の石にもっと近寄ってみます。





 どうでしょうか?
 不思議な伝説が遺されているだけあって、いかにもという感じの不思議な形をしていますね。


 霊場の桜を堪能した後は、私も帰途につきます。





 それでは、今回はここまで。
 また次回!



水火天満宮のホームページ
http://www6.ocn.ne.jp/~su-i-ka/

水火天満宮の周辺地図はこちらをご覧ください。




*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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