京都の闇に魅せられて(新館)

*反小泉ブロガー同盟に参加表明!

 10月11日。何かに憑かれたかのような小泉フィーバーによる衆議院選挙からちょうど1ヶ月が経った。
 先日、面白く、非常に興味深い試みを見つけた。この「teacup」のブロガーさんの中にも参加された人がいたので、そこから辿って見つけたのだ。
 それは、『STOP THE KOIZUMI - 改革ファシズムを止めるブロガー同盟』というのもだ。
 「世に倦む日日」というブログの管理人さんが呼びかけたもので、続々と参加者が集まりつつある。
 この機会に、私も微力ながら参加させてもらおうと思う。



 
 私が小泉政権に激しく反対する理由は、以下の2つの文と、このブログの「政治」及び「政治経済」の項目をご覧いただきたい。
 既にもう何度も繰り返してきたので、ここでまたは言わない。

*偽救世主伝説と小泉・石原フィーバー(2004年5月)
*嗚呼、正義の暴走(2004年4月)

 また、小泉政権が誕生して間もない2001年7月に「私が小泉政権を警戒する理由」という文章を、旧「負け犬の遠吠え日記」に書いている。あの時の私の懸念は正しかったのだろうか? その判断は、読んでくださる読者諸氏に委ねるとしよう。
 なんというか、昨今の小泉政権とそれを熱狂的に支持する人たちのありさまを見ていると、聖書に出てくる「アンチ・キリスト」と、(それが自分たちに破滅をもたらすことに気づかずに)彼を支持する民衆たちの様子とダブって見えるのだが、私には……。


 
 さて、この「世に倦む日日」管理人さんの呼びかけ、及び意見に私が特に共感・感心したのは、以下の3つの点である。
 ひとつは、立場や思想信条の違いを越えた「反小泉ナショナリズム」による共闘・連帯を呼びかけている点である。
 二つ目は、ブログなどネットを使った新しい意思表示と運動を始めようとしてる点である。
 そして3つ目は、小泉改革ファシズムの背後にある真の敵……「新自由主義革命」と称した市場原理主義、弱肉強食社会化(私は「一億総負け組社会化」と呼んでいるが)!……の正体を見抜き、それに対して「勝ち組でも負け組でもない“普通の日本人”としての誇りを取り戻すため」の戦いを呼びかけている点だ(その詳細はこちらに)。

 
 「いやはや、まさに! よくぞ言ってくださった!」と思わず口走ってしまった。


 もっとも、いくつかの問題点や懸念事項がないわけではない。
 ひとつ、「立場を越えた共闘」とはいうものの、下手をすれば民主党のように、「肝心なところで意思統一、統一行動がとれずに、お互いが足を引っ張り合うだけの烏合の衆」となりかねない、そのような可能性もゼロではない、という点だ。私は、民主党が頼りなかった、小泉自民党に対抗できる勢力となれなかった原因のひとつが、これだと思う。
 では、お互いかどちらかが妥協して自分の意見を引っ込めればいいのか、というと必ずしもそうではない。やはり、「ここだけはどうしても譲れない」という部分がそれぞれあって、そこを安易に譲歩・妥協してしまったら、自分たちの存在意義に関わってしまう。そんな場合もあるかもしれない。
 さらに言えば、こうした違いにつけ込んで、向こうは揺さぶりをかけて、分裂させようと企むということもありうる(もちろん、こちら側が向こうにとって脅威となるまでに成長すれば、の話だが)。例えば「右、左の立場の違いを越えた共闘を」とは言っても、それぞれが違い、またそう簡単に譲れないような問題(例えば「歴史認識」問題など)を持ち出してきて、内部対立、分裂を誘うという手を使うとか。私が小泉側の人間だったら、それくらいのことは考えると思う。そのような事態になった場合の対策も考えておいた方がいいかも。
 また、ネットの言論というと、どうも先鋭化(極端に過激になったり、排他的な思想をがなり立てるなど)したり、他者への不当な権利侵害(正当な理由や根拠によらない誹謗中傷、名誉毀損、プライバシー侵害など)になってしまったりする恐れが未だにある。それは、もはや匿名性を武器にした「誹謗中傷」や「名誉毀損」の巣窟と化してしまった某巨大掲示板の例を思い浮かべたら、おわかりいただけると思う。
 そのような堕落に陥らないためには、一定程度のルール作りも必要となるのではないか。


 ……とまあ、いろいろと言ってはみたが、まずは第一歩!
 「千里の道も一歩から」
 考えながら歩いていくとしよう。

 まあ、必ずしも政治や社会問題の話ばかりではない、テーマ散漫なこのブログでもよければ、参加させていただく。


PS:ここも、私とこのHP等にリンクさせていただきたいと思うのだが、どうだろうか?
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