京都の闇に魅せられて(新館)

敗者・弱者最後の逃げ場も愛国心 ぷらす・あるふぁ

 「愛国心は悪人最後の逃げ場である(Patriotism is the last refuge of a scoundrel.)」という、イギリスの文学者サミュエル・ジョンソンが言った有名な言葉である。だが私は、それに加えて「愛国心は弱者と敗者最後の逃げ場でもある」ではないか、とも考えている。



 いわゆるネット右翼と呼ばれる人たちについてであるが、どうも彼らの中には社会的弱者……今の言い方なら「負け組」が結構居るのではないか、と見ている(もちろん全てのネット右翼が、必ずしも負け組ではないかもしれないが)。
 小泉「新自由主義」改革の犠牲者とも考えられるのだが、そんな人たちが、中国や韓国への反発などを理由に小泉政権を支持……直接的に支持せずとも、小泉政権に批判的な人たちに攻撃を加えたりして、結果的に支えている。

 何故か? 
 その疑問に対する解答、もしくは解答の一助になる文章を先日見つけた。
 ここにもリンクさせてもらっている『気ままにつれづれ』さんとこの以下の記事で紹介された文章、『ニートや引篭もり・社会的弱者が、嫌韓厨や国粋主義者「ネットウヨク」になりはてる理由』である。


*適当なこと・95


 その文では、社会的弱者がいわゆるネット右翼に走る理由として、以下の3つをあげている。

●第一に、右寄りの言動により、自分を強く見せることができるからだ。
●第二に、国家や社会に尽くしているように思わせることができるからだ。
●第三に、ニート・引篭もりにとって、国家は手軽な帰属先であるからだ。

 そして、以下のように説いている(以下、一部を引用)。


> 自分の悪い部分、相手のよい部分をわざわざ集めて発表する人はほとんどいないが、その逆は気味が悪いほどいるのが現実だ。
 日本は政府単位で反他国教育していないという点で賢明なのに、歪んだ知識のみ吸収した一般人が始末の悪いことに正義感で反他国感情を煽動するようになってきている。
 その姿は、その人が憎んでる相手とまったく同じ姿なのに気づいていない。実に、実に愚かだ。
 そして自分こそが正しいなどと思っている。(実際は限定され取捨選択された伝聞情報をみて判断しただけ。思考はない。)
 ナショナリズムの歪んだ姿で、知性のない感情的なあり方だ。無知性で感情的、そんな人ほど与えられた情報のみからしか判断せず、感情のみで判断して憎しみをもつようになる。いがみあいの連鎖。
 自分は知識(偏った)がある分だけ普通の人より民族間問題に精通していると勘違いしている愚か者の大量発生だ。人の愚かさとは無慈悲なものだ。
 偏った知識でも他人より多くの知識で判断しているのだからという錯覚で、馬鹿ほどインテリぶることができ、卑小な快楽が得られるためにそれは起こるのだろう。
 隔離板で知性のかけらもないストレス発散の醜態を見せたり、なんでもかんでも反他国に結び付けるので疎まれていることに気づいてないのは本人だけだ。
 群れに混じって中傷だけしてれば反論されない。自分と中身のないクズの常套手段である。

  ……( 中 略 )……

 あるイデオロギーを押しつけようとしているのと変わりなく、それはまさに嫌韓している人が嫌ってる韓国人の姿となんら変わりない。
 そこにはなにも知性は感じられず、感情にまかせて両者がなじりあっている、なんともまぬけな状況になってゆく。


 以上、引用終わり。
 
 人によってはこの文に対する賛否もあるだろう。また、ネット右翼やそれに走る人々について一面的な見方ではないか、という気がしないでもない。また、『気ままにつれづれ』さんはこのネタを2ちゃんねるで拾ってこられたそうだ。投稿者は匿名性の高いハンドルな上に、その投稿文もどこかからのコピペである可能性もあるので、どういう人が書いたのかは、私にはわからない。
 だが、それでも私は思う。これほど見事にネット右翼に走る人々、いや、それだけでなく、全世界の排他主義に走る人々の心情について、これほどまでに見事に喝破した文章にはそうない。
 なお、この文には及ばないが、私も以前この話題に関する文章を書いたことがある。
 ここにリンクさせてもらっている「tsurezure-diary 」の4月10日記事のコメント欄に書いた文章である。詳細は、以下のコメント欄参照。


「愛国心」とか「伝統文化」というなら……。


 「何故、社会的弱者にあたる人たちまでもがネット右翼に走るか?」という疑問の他、「何故、彼らはあれだけ排他的・攻撃的なのか?」という疑問について、私なりに考えたものである。
 おそらくはこのコメントも、私が「反日」認定された原因のひとつではないか、と今になって思うのだが。




追記:

 ところで、ここまで文章を書いておきながら、私はふと、ある種の虚しさというか、物足りなさを感じた。
 これら(今までの文)は一助というか、問題の一面をとらえてはいると思う。
 だが逆に言えば、問題の一面しかとらえてはいないのではないか、という気も私にはする。
 ネット右翼と呼ばれる人々をただ叩くだけなら簡単だ。だが、それだけで十分なのだろうか?
 「おそらく一部の煽動者や、いわゆる“プロ”等を除いては、ネット右翼と呼ばれる人々の多くは、実は社会的弱者やその予備軍みたいな人たちではないか?」という見方に基づいて、私は本論を展開した。
 昔だったら、そういった人々は左翼運動や、あるいは【Under the Sun】などの「格差社会に反対しよう」という運動に加わったかもしれない。直接加わらなくても支持・賛同をしてくれたかもしれない。
 だが……今の現実はそうはなっていない。何故か?
 それは本論で述べた「ネット右翼に走る者たちが抱える問題」だけではないような気が、私にはする。

 失礼を承知・覚悟の上で言わせてもらうと、それは「左派や自称市民派、あるいはリベラル派などといった人たち自身が抱える問題」でもある、と私は思う。
 もっと言えば、ネット右翼が増殖し、あのような独善的な言動に至ったのには、いわゆる「左派(左翼)」とか「市民派」「リベラル派」の人たちにも責任があるのではないか、という気もする。

 どういうことか?
 詳しく述べていきたいと思うが、今夜はもう時間も紙幅もない。
 次のエントリーで、それについて論じたいと思う。読者の皆さん、もう少しお待ちを!
 とにかくこの問題は、ネット右翼と呼ばれる人たちをただ批判さえしていればいい(もちろん、それも必要なことではあると思うが)、という問題でもないような気が、私にはするので。
 そして私にとっても‥‥昔,左翼運動に関わり、現在では「新自由主義反対」「格差社会反対」を主張している者の一人として、それは自省と自戒の意味をも込めた作業である。

コメント一覧

komichi@管理人
>rさん
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
 相変わらず、ド腐れマスゴミが行う「世論誘導」を苦々しい思いで見ております。
 小泉改革の矛盾が見えはじめて、正直「少しくらいはマシになるかな、というかなってほしいな」と思ったのですが……甘かったようですね。
 rさんは「古館は馬鹿」と仰いましたが、私は「我々を完全にナメきっている」か、あるいは「世論など我々マスコミ次第でどうにでもなる」とたかをくくっているのではないか、と思うのですがね……。

 以前も言いましたが、2011年の地上波アナログ放送の廃止が、日本のマスメディアにとっていろんな意味での転換点になるのではないか、と考えております(それ以前に、本当に従来の地上波アナログを廃止できるのかどうか、疑問でもあるのですが……)。
 今のような「特定勢力・政治家の応援団」、「B層量産装置」と化したテレビなど、いっそ2011年をきっかけに大衆に見捨てられて廃れてしまえばいい。私もわざわざデジタル放送用テレビ買い替えに高い金を払ってまで、今のテレビを見る価値があるかどうか、疑問に思いますので。……などというのは、言いすぎでしょうか?

 まあ嘆いて、怒って、批判するだけでも不十分でしょう。マスゴミの小泉親衛隊化がここまで振興してしまった以上、それに代わる案もぼちぼち考えていきたいと思います。
 とりあえず、「ネットは旧来のメディアに、どこまでとって代われるか?」などというテーマなどどうかと思うのですが、いかがでしょうか?
r
「水曜日の報ステ」
古舘は小沢氏に「小泉さんに協力したらどうですか?」
「小泉外交を助ける為に官邸と連絡をとったらどうですか?」
などと放送中2度に渡って小沢氏に小泉官邸への協力を願い出た。
この古舘という男、昨年の郵政選挙以来、小泉寄りだとは思っていたが小泉エージェントと言うよりは「単なる馬鹿」じゃないかと私は確信しました。
古舘は仕事とはいえ(小泉擁護が仕事なんだろうね。)大政翼賛会でも作りたいのだろうか?議会制民主主義を知ってるのか?報道方は?公選法は?

極めて悪質です。

因みに2chではこの問題で小沢叩きが組織的に行われていますね。
r
「安倍は日本版皇帝ネロ」
本来は気弱な小心者。
本来なら小さな幸せに生きがいを感じる小市民。
されど立場がそれを許してくれない。
本人が望まないにも関わらず帝王学を強制的に教授され、
理解できないにも関わらず学問を教授され、
気が付いたら国家指導者の一員に祭り上げられた。
逃げたくても逃がしてもらえない。
周りが言う。
「全ては国家の為!国益の為!」
かかる重圧に苦しむも誰も聞いてはくれない。

そして実力も何もない無能な皇帝は狂気に走る。

komichi@管理人
>下等遊民さん
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
 どうも!
 貴ブログにもちょくちょっく寄せてもらおうと思います。
 しかし、右翼の嫌がらせにあったとは……。それでも残っているとは大したものです。
下等遊民
 レスありがとうございました。
http://yakenn2002.seesaa.net/
今後の貴ブログに期待します。なお「政治少年死
す」は「セブンティーン」の第一部にあたる作品
で、右翼のいやがらせのため大江氏自身はこの作品
の公開を断念したのですが鹿砦社の雑誌「スキャン
ダル大戦争Vol2」が大江氏に無断でこれを掲載して
います。「セブンティーン」の方は新潮文庫「性的
人間」に収録されています。
komichi@管理人
>morichanさん
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
 どうも!
 ああいう形での転載なら大歓迎ですよ!
 いい記事にしてくださってうれしいですね。
 っと、さあ、少しでも早く次のエントリーを仕上げ、次の考察に入らなければ。
 なお、rさんも読んでみてくださいな。

http://green.ap.teacup.com/passionnante/30.html


>下等遊民さん

 大江健三郎がそんな本を書いていたのですか。
 興味ありますね。余裕があるときに読んでみたいですが。
 残念ながら、ご指摘された「所謂社会的弱者が自分を強く見せるため、あるいは自分でもそう思い込むために右翼的思想に傾倒していく」という構造は確実にある、と私は思いますね。
 ちなみに私は「所謂社会的弱者は自分を強く見せるため、あるいは自分でもそう思い込むために、新自由主義や小泉改革への盲目的支持に傾倒していく」という構造もあるのではないか、とも考えています。
 今後のエントリーでもそれらをとりあげていきたいと思います。
 また同時に(本文でも言いましたが)、その問題は、社会的弱者の声や意思を汲み取れなかった左翼やリベラル、市民派などといった人たちの責任でもある、とも私は考えておりますので、それも今後とりあげていきたいと思います。
komichi@管理人
>rさん
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
 ド腐れマスゴミ(あえてこういわせてもらいます)についても考えることは、私も重要だと思います。
 ネットも、新たなメディアとしての可能性を見せますが、まだまだテレビや新聞など既存メディアの影響力も絶大です。
 特に、rさんのおっしゃる「B層」だけでなく、パソコンやインターネットなどをあまりしない中高年の人たちは、どうしても既存の大メディアに情報源を依存しがちです。それは極論すれば、中高年の人たちはそれだけ既存メディアの影響を受けやすい傾向がある、ということかもしれません。
 例えば私の両親の場合。最近、パソコンとインターネットを始めたのですが、「安部祝電疑惑」についてはまったく知らなかったようです。私がネットでその話題が大々的に取り上げられていることを説明し、さらにその問題を扱っているサイトを紹介しても、「本当かそれは? 信用できる情報なのか?」と半信半疑でした。
 すべての中高年の人がこうだとはいえないのですが、まだまだ既存メディアの方を信じる、信じやすいという人がまだまだ多いのが現実ではないか、と思います。
 
 今後とも、ド腐れマスゴミには注意を払いながらも、同時にインターナットがそれに代わるものとして、どれだけの可能性があるか、その可能性を少しでも膨らませるにはどうしたらいいか、なども考えて生きたいと思います。

 ところで、地上アナログ放送がなくなると言われている2011年あたりが、いろんな意味でマスメディアのターニングポイントになると思っているのですが。
 あんなもん、「貧者のマスメディアからの排除」にしかならんと思うのですが、どうでしょうか?
komichi@管理人
 どうも。
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
 次のエントリーどころか、皆様に返事を出すのも遅くなりまして申し訳ない。
 にしても、こんな時期に安月給でコキ使いやがって、会社のバカヤロー!
 などと愚痴ってもはじまりませんな。
 がんばって返事いきまーす。


>@bohさん

 えー、失礼な言い方だったらお詫びしますが……本当に中学生の方ですか? 
 いや、中学生とは思えないほどしっかりとした考えと心構えをお持ちで、驚き感服しましたよ。
 芸術、あるいはエンターテイメントなどの表現手段を用いて、自分の考えを表現していこうというのは昔からありました。
 しかしながら、そのこと自体については昔から賛否両論ありました。私は「そういうのがあってもいい。ただし、表現者自身がそれに責任を負うという条件でなら」というのが大まかな考えですが。芸術などの表現手段を使っての意見表明それ自体に否定的な人もいます。そのことも、一応は留意したほうがいいとは思います。
 まあ、それは私などがわざわざ言わなくても、あなたなら大丈夫かな?

 なお、「その時こそ、みなさんとの連帯と団結が試されるときだと私は信じています」という部分については、私もそのとおりだと思います。
下等遊民
はじめまして。所謂社会的弱者が自分を強く見せる
http://yakenn2002.seesaa.net/
ため、あるいは自分でもそう思い込むために右翼的
思想に傾倒していく心理的プロセスについては、か
つて大江健三郎氏が「政治少年死す」や「セブン
ティーン」といった作品で生き生きと活写したこと
がありますが、そうした構造だけは現在もまったく
変化していないという事をあらためて実感いたしま
した。
r
閑話休題ですが…
マスコミは相当無理をして小泉首相を支えてきました。
そして安倍首相誕生!?
となればより一層無理無茶、そして支離滅裂の滅茶苦茶をしないととてもじゃないが安倍首相を支える事は出来ないでしょう。
理由は言わなくても皆さんよくご存知と思います。

だからこそメディアを徹底追求せねば、と思うのです。
r
だからこそ本来なら…
そんなこんなで野党がメディアファッショに対抗できない以上、私たち一般市民国民がメディアを徹底的に批判しなければならないと思うのです。

私の想像ですが、(とは言っても森田実、小林興起両氏が言ってますが)新聞やテレビは官邸や広告代理店を通じてアメリカ資本の圧力で偏向報道をしたとは思いますがそれだけではないと思います。
 多分、既得権益の保障を官邸から取り付けたのではないか、と思います。
 以前、私は「メディアは新自由主義を望んだ。」と言いましたがそれと同時に今後の生き残りをかけて既得権益確保に動いたのでしょう。新聞は再販制度や販売拡張員の問題、テレビは地上波デジタルやネット配信の台頭による既得権益の喪失、そして両者共通の記者クラブ問題。特に記者クラブは長野県知事田中康夫氏が糾弾してましたね。(田中康夫氏は民主党小沢菅両氏と懇意)だから自民党じゃないと困るのでしょう。

  長くなりましたので一端中断します。
r
他も似たり寄ったりですが…。
そこで私たち「反新自由主義」「反小泉」「反安倍」勢力は従来通りの批判活動を続けるとともに新しい動きを考えねばならないと思うのです。
 私が考えるには既存メディア、即ち「全国紙」と「東京及び関西キー局」、「広告代理店」そして「外資スポンサー」と言った世論誘導集団の徹底追及をするべきではないかと思うのです。
 ブログやその他ネットの影響力は無視はできませんが、既存メディアの影響力はB層(この言い方は好きでないけど適当なのがない。)に対して未だに絶大です。
だからこそ、既存メディアが如何に信用できないか、を訴えなければならないと思うのです。
 昨年の郵政選挙報道、あれは言うまでもなく大本営報道です。公選法、放送法など諸法規に完全に違反しています。にも関わらず未だに総括がなされていない。雑誌メディアも沈黙を守っているし、民主党は勿論、社民党、そして赤旗共産党ですら沈黙をしています。確かに「新聞」「テレビ」「司法当局」がスクラムを組む「メディアファッショ」に対抗するのは難しいでしょう。
しかし国会議員は国民の代表であり、野党議員は昨年の郵政選挙で議員数では負けたものの得票数では過半数以上を獲得しているのです。
morichan
 komichiさんとのコメント対話をブログで利用させて頂きました。
http://green.ap.teacup.com/passionnante
 これからも宜しくお願い致します。
r
こんにちは。
安倍総裁誕生は時間の問題のようですね。民放も、そしてNHKも情報操作(世論誘導)としか思えない不自然な世論調査の結果を出してきましたね。(森政権末期以降の世論調査の数字は意図的なものを感じますが。それを実証する術がないのが歯痒い。)
最近頓に思うのですが、安倍晋三を批判しても結局のところ小泉批判が続いても小泉政権が未だに続いている現状を鑑みるとなし崩し的に安倍政権は継続されると思うのです。
小泉純一郎という人物が如何に粗悪なのかは皆さんご存知の通りですが、新聞やテレビが挙って持ち上げる以上、どうしようもないような気がするのです。
雑誌(月刊誌や週刊誌など)も次々と自主規制的になっている状況を鑑みても日本の既存メディアは意識不明の重態状態としか思えません。
例えば週刊現代。この雑誌は昨年までは何だかんだ言っても小泉政権に批判的でしたが編集長が交代して以降、小泉批判が急速にトーンダウンしてしまいました。そして小泉批判の急先鋒である大橋巨泉氏の連載を不自然な形で打ち切りました。
@boh
私は、むき出しの論理を正面に出して議論を挑んだり、それにのったりはしません。小説も投稿の関係上、完結ししばらくたった時点ですべて消します。
私は、工夫を凝らして社会の矛盾を分かりやすく伝えることが、人々の心に衝撃を与え、内側から変えられていくことにつながると信じています。
自分自身の言葉に重心を置きながら、私たちの文化の中にある芸術を社会を変えていく運動のために用いることは、私たちがいつも持つべきバランスです。そうすることによって、心に伝わるような方法で自分たちの意見を届けることができるからです。
もし、愛国者を名乗る人から何かが来たとしても、私はたじろいだり、怯ん出はならないと思います。その時こそ、みなさんとの連帯と団結が試されるときだと私は信じています。
komichi@管理人
>morichanさん
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
 どうも!
 コメントとトラバ、ありがとうございました。
 今後は、特定の人物や勢力を批判するだけでなく、そういった自分たちの課題や限界などについて少しでも考える、といった考察もしていきたいと思います。
 次のエントリーは、そんなエントリーにしたいのですが……すみません。土日は他の用事で忙殺され、完成させることができませんでした。あと2~3日中には仕上げたいと思いますので、もう少しお待ちを。
 なお、あなたのブログも、いくつかのエントリーを読みましたが、面白いですね!
 今後はちょくちょく寄らせていただきますのでよろしく。
komichi@管理人
>匿名希望さん
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
 どうも、情報提供ありがとうございます。
 前原誠司は何をやっているんでしょうかねえ? というか、どういうつもりなんでしょ?
 そんなことやるくらいなら、さっさと自民党へ行けばいい、と思うの私だけでしょうか?
 なお、情報提供のためのエントリーを、ブログのトップに設けるようにしましたので、今後はその種の情報提供はそちらにお願いします。



>後家派さん

 んー……。
 失礼ですが、ご投稿の意図が今ひとつ、わからないのですが……。
 もし、私のことを「憲法9条擁護論者」であると考え、それに対する批判や皮肉のつもりで投稿されたのだとしたら、それは見当違いであると言っておきます。
 というか、ここの常連さんなら、私が9条擁護論者でないことは、わかっておられるはずでなのですが……。
 なお以下は、今から1ヶ月ほど前のエントリーですが、もしよければ参考までに。

http://moon.ap.teacup.com/komichi/81.html

 この中でも、「いくつかの友好ブログにいる憲法9条擁護論者と違って私は、武力の必要性を完全否定しているわけでもない」と明言したはずですが……?
 「あのミサイル発射はやらせの可能性も否定できない」という意味の発言はしましたが、それは必ずしも「武力の否定」を意味するものではないですよ。
komichi@管理人
>@bohさん
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
 わざわざご挨拶ありがとうございます。
 このところ、オフの方が多忙だったので、ゆっくりネットできる余裕がなく、長文をなかなか読んだりできなかったのですが……。
 それでも、今後はちょくちょく寄らせていただこうと思いますのでよろしく。
 
 ただ……。
 余計な心配かもしれませんが、ひとつだけ気をつけていただきたいことを。
 書かれた本文を詳細に読んでおりませんのであまり滅多なことは言うべきではないかもしれませんが……。その手の話題を扱った文をネットで書いていると、自称愛国者の皆さんがちょっかいを出してくるかもしれません。その点は、ちょっと気をつけてください。

 なお、その時の参考までに、ここにもリンクさせていただいている『気ままにつれづれ』さんのアドレスを紹介しておきます。

http://anklgh90iosa.seesaa.net/

 なお、てまえみそですが、以下のエントリーも参考までに。

http://moon.ap.teacup.com/komichi/79.html

http://moon.ap.teacup.com/komichi/72.html
komichi@管理人
>rさん
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
 いつもコメントありがとうございます。
 ここ数年、特に最近思うことなのですが、特定の政治家や集団ばかり批判しているだけでは、不十分なのではないか、という気がするのです。

 
>人間、追い詰められたり自暴自棄になると自分より弱い立場の人間に対して攻撃的になったり、大義名分を振りかざして居丈高になったりします。
戦時中の日本にもそういった人たちはいっぱいいたそうですね。

 どんな体制、政治家であれ、それを(直接であれ、間接であれ)支える人たちがいなければ成り立たないと思うのです。そういった人たちについての考察も必要かな、と思います。
 いわゆるネット右翼と言われる人たちについて考えることも、その一環にはなる、と思っています。
 

>情報操作の危険

 いや、そのとおりですね。
 特にこういう時は、ガセやデマが飛び交う危険性があります。
 気をつけていきたいと思いますが、素人の私にはそれもなかなか難しく、何か見分ける良い方法はないものか、と考えています。


>自作自演インサイダーの時代

 100%の確証が持てないため、「911」や「ミサイル発射」などの真相については、コメントしにくいのですが……。
 ただ、これだけは言えると思います。
 「今の経済システムは必ずしも公正・公平とはいえない。金とコネ、情報を独占した人たちだけがおいしい思いをすることができるシステムが作られている!」
 福井日銀総裁が村上ファンドとの関係でボロ儲けした話などを聞いていると、そう思いますね……。
morichan
 「自分に近い立場の人たちが持つ課題や限界にも目を向けることが必要」は、とても大事な事だと思います。
http://green.ap.teacup.com/passionnante
 だから、軍国主義反対だけで一致して安心するブログにしないで、軍国主義という枠組みの中で、無意識の内に差別意識やイジメや殺人や慰安婦問題に介入していた軍人・庶民も分析する必要を感じます。
 A級戦犯であった東条英機を責めることで終わることなく、我々の心の内なるA級戦犯にも常日頃から目を向けなければならないと思います。
 その意味でも、komichiさんの分析手法に間違いはないと思います。
匿名希望(ごめんなさい)
順番逆でした。
安倍・前原が狙う「小沢潰し」

熊谷弘(元保守新党代表)のHPより

http://www.kumagai.ne.jp/column/entry.php?entry_pkey=480

この記事を見て正直アッと驚いた。これを裏打ちする話が何人かの人から電話が最近入ってきていたからである。それも前原は年内に行動を起こす。
例の松井事件はその一貫として前原がリークしたのだと。


http://bbs10.fc2.com/php/e.php/dokuhebi-bbs/より転載
匿名希望(ごめんなさい)
熊谷弘(元保守新党代表)のHPより
http://www.kumagai.ne.jp/column/entry.php?entry_pkey=480


http://bbs10.fc2.com/php/e.php/dokuhebi-bbs/より転載
この記事を見て正直アッと驚いた。これを裏打ちする話が何人かの人から電話が最近入ってきていたからである。それも前原は年内に行動を起こす。
例の松井事件はその一貫として前原がリークしたのだと。

安倍・前原が狙う「小沢潰し」
@boh
 はじめまして。今日和。
 今日、"Under the sun"に参加表明させていただいたばかりの@boh(Kyuichiro Akimoto)といいます。
 作家志望の中学生です。
 小泉総理の小恥ずかしい英語を全世界に披露した訪米や、軍事危機を煽るテポドン発射まで、この一週間激動の世界情勢でしたが、あなた方のしている活動がすこしでも世界にとって、そしてこの日本にとって光明となる事を祈っています。
 私は小説で、統一教会の霊感商法・政治癒着問題、731部隊問題、薬害問題、などについて扱っています。
 何かご存知のことありましたら、また現在書いている小説に間違いなどありましたら、私のサイトにコメントしていただけるとうれしいです。
 同志的連帯の挨拶を送ります。

 ---
 「正しい人のままで死なせてください」 
 http://d.hatena.ne.jp/beanguy/
r
それと何処かで見たのですが…
もう賄賂の時代は終わったそうです。
これからの時代は自作自演によるインサイダーの時代だそうです。
実際、911自称テロで大儲けした連中も大勢いたそうですしね。
今回のミサイルでもそうかも知れません。
r
子路さんお疲れ様です。
仰るとおりですね。
人間、追い詰められたり自暴自棄になると自分より弱い立場の人間に対して攻撃的になったり、大義名分を振りかざして居丈高になったりします。
戦時中の日本にもそういった人たちはいっぱいいたそうですね。(私は生まれていないのでリアルタイムには知りませんが。)
そして敗戦後、そういった方々は口を噤むどころか率先して何事もなかったが如く開き直り旧体制を批判したらしいですね。
まるでどこかの国の総理大臣みたいですねw

安倍晋三の纏めサイトが閉鎖したようです。
管理人の連絡先をクリすると安倍信者と思われる方のサイトに飛ぶようです。
どうやら情報操作のようですね。
それだけ新自由主義的売国勢力は追い詰められてるのでしょうか?
私たちは情報の洪水の真っ只中にいて、常に情報操作に晒されている事を自覚し、褌と兜の緒を引き締めねばならないようです。
小泉以前のような牧歌的状況は何時になったら再来するのでしょうか?
komichi@管理人
 どうも、お二方、コメントありがとうございます。
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
 
>そのように見ると、体を張った、もしくはブログだけでの反権力も投稿者を多く集める“場”への帰属先を持っているに過ぎなくなるのではないでしょうか。

 あー、なるほど。
 こういう見方もあるとは、正直ちょっと気づきませんでしたね。
 でも、言われてみれば「確かにそうかもしれない」、「そういう側面はあるだろうな」という気がしてきます。
 もちろん、私が「反新自由主義」の言説をやっているこちにも、そのような側面があるだろうということも否定はしません。

 ただ(他のROM状態の皆様にも誤解のなきように断っておきますが)、私は帰属意識を持つこと、持ちたいと思うこと自体がダメだ、と言っているわけではありあません。それが国にしろ、宗教にしろ、勤め先や学校にしろ。
 そのあり方が、おかしな方向に向かって、過激な排他主義等に結びつき、それが社会全体に様々な危機や弊害をもたらすことを懸念しているのです。

 なお、私としては「バランスをとる」という意図もありますが、旧来の「左」「右」の枠を越えたものを模索して行くには、ただ相手側への批判・非難を繰り返すだけでなく、自分や自分の所属する陣営(という言い方が適切かどうかはわかりませんが)、自分に近い立場の人たちが持つ課題や限界にも目を向けることが必要ではないか、と考えた次第です。
morichan
 人間誰でもどこかに拠り所を持とうとします。それは必ずしも、「社会的弱者」だけとは限らないと思います。
 社会的強者は権威としての官僚組織・大企業であり、仲間意識としての宗教団体・各種組合等々に帰属する。
 そして、社会的弱者は帰属するものがなく、一般的に家族という囲いの中で強者になる。しかし他方で、外部に対しては権力に依存する安全さと最高権力を握った優越感が生きる力を与えている場合もある。
 そのように見ると、体を張った、もしくはブログだけでの反権力も投稿者を多く集める“場”への帰属先を持っているに過ぎなくなるのではないでしょうか。
 でも、komichiさんのこの見方はバランスの取れた心理学の世界にあるのかも知れません。
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