京都の闇に魅せられて(新館)

千本ゑんま堂の「お精霊迎え」 @ 京都妖怪探訪(374)





 どうも、こんにちは。
 お盆、または旧盆の時期、「地蔵盆」や有名な「五山の送り火」、また本シリーズでもとりあげたことのある「六地蔵参り」など、京都では多くの伝統行事や神事が行われます。
 今年の盆は公私供に多忙が重なり、こうした行事にほとんど参加できなかったのですが。
 今回はこうした行事のひとつである、「千本ゑんま堂」こと引接寺の「お精霊迎え」の様子をお届けします。



 なおここへのアクセスについては、本シリーズで何度かとりあげましたので、今回は省略です。






 「お精霊迎え」は、毎年8月7日から15日の間に行われます。






 まずは、本堂にお参り。





 ここはあの地獄の判官、閻魔(ゑんま、えんま)大王を祀っていることで有名です。
 以下、参考までに過去記事に掲載したご本尊・閻魔大王の様子です。







 本堂横に立つ「精霊堂」も、この時期は公開されていました。





 奥に並ぶ3体の尊像は、左側から、小野篂、地蔵菩薩、そしてこの寺を開基した比叡山恵心僧都源信の弟子・定覚上人です。
 この3体の尊像についてのより詳細は、シリーズ第180回をご覧ください。


 本堂、精霊堂の奥にある池です。





 たくさんのお地蔵さんが並んでいます。
 しかもこの時は、噴水まで上がっています。

 ところで「お精霊迎え」とは。
 「精霊(しょうらう)」とか「おしょらいさん」と呼ばれるご先祖の霊が、閻魔大王のお許しを得て、旧盆の時だけ各家庭に帰ってくる。
 そんなご先祖様の霊を迎えるための行事です。
 水塔婆を流し、迎え鐘をついて先祖の霊を呼び、家の仏壇を開いてお迎えするのです。


 ここで私も、ご先祖様の霊をお迎えするために、ろうそくと線香をお供えして参拝。


















 15、16日には先祖の霊をあの世へと送り還す「お精霊送り」が行われます。

 京都ではこうした、先祖の霊と向き合うための実に様々な行事が行われます。
 今年は多忙のため、こうした行事をゆっくりと観て回ることができませんでしたが、来年以降はこうした盆の行事を、各町内の地蔵盆みたいな、現在の市民生活の中にも根付いているような行事をとりあげたいと思います。






 それでは今回はここまで。
 また次回。





*「千本ゑんま堂」引接寺へのアクセスはこちら




*「千本ゑんま堂」引接寺のHP
http://yenmado.blogspot.jp/




*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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