京都の闇に魅せられて(新館)

京都妖怪探訪(199):三室戸寺(後編)





 前々回前回の続きで、宇治の古刹・三室戸寺を訪れた時の記事・第3回目です。
 まあ、今回はシリーズ前2回のおまけみたいなもんですが、ね(笑)。

 本堂と蓮園を見回った後は、それ以外の境内も回りました。
 他にも面白い場所がいくつもありました。


 本堂脇に立つ「阿弥陀堂」。





 これは、あの浄土真宗を開いた親鸞聖人の父である「日野有範」という人のお墓の上に建てられ、さらにその中に阿弥陀三尊像を安置したという、由緒ある建物だそうです。
 府の文化財にも指定されています。

 日野有範さんが隠棲していたというお寺の看板が、お堂入り口の上に。






 鐘楼(鐘つき堂)。






 そのさらに奥には、「源氏物語・浮舟」の古蹟。















 他にも松尾芭蕉の句碑とかあったようですが、今回は見落としてしまったようです……。
 ところでこの浮舟の石碑は、かつては「浮舟社」という社まであったそうです。
 元々は物語の登場キャラだったのが神様扱いまでされていて、当時の「源氏物語」人気の高さがうかがえますが……。
 それにしても、浮舟という女性は、二人の男から求愛されて死のうとしたり、強引というかまるでストーカー変質者みたいなことをした男に心を動かされたりとか、私にはちょっと理解できそうにもないですねえ……。
 あっ。正直言いますとこの意見には、私個人の「モテない男としてのひがみ」もありますけどね。

 というより、そもそも『源氏物語』という話自体に、私は、「女からモテまくり、多くの女とヤリまくった上に、大出世するイケメンの物語」という認識しかなかったもので。
 中高生の頃からこういう認識を抱いていたので、『源氏物語』というのもは、私にとってなかなか理解しがたいものだったので……。まあ、正直言いますとこれにも、私個人の「モテない男としてのひがみ」もあります。

 いかん。
 しょうもない方向にずれはじめてますので、話を戻します。


 そのさらに奥に、府文化財にも指定されている「三重の塔」が。









 十八神社です。
 重要文化財でもある、室町時代からの古い社だそうです。








 いくつもの神様が仏教寺院の境内に祀られているとは、これも多神教と神仏習合の国・日本ならではでしょうか。


 紫陽花の時期はとうに過ぎていましたが。庭園も見てみます。

































 紅葉の季節とか、また他の季節に訪れても面白そうですね。

 ところでこの寺には、後で調べたら「朝鮮鐘の龍頭」伝説とか、「3つ見つけたら昇運がつくと言われる龍の彫刻」伝説など、他にも不思議な伝説があるようでしたが。
 「蓮の写真を撮りたい」という目的だけで、ほとんど何も考えず、予備知識にもなしに来たものですから、こういう見落としも。
 「妖怪ヲタク」として不覚!
 などと思う一方で、何故か「こんな行き当たりばったりの旅もいいか」などと思ったりもする。
 
 ……なんか、私の計画性のないいい加減さが、また明らかになったりますが(苦笑)。





 こうして、この美しい古刹をあとにします。


 では、今回はここまで。
 また次回。




*三室戸寺へのアクセス・周辺地図はこちら


*三室戸寺のHP
http://www.mimurotoji.com/




*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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