どうも、こんにちは。
こうして記事にあげるのが大分遅くなってしまいましたが。
今年(2023年、令和5年)の5月連休時、京都の奥嵯峨から保津峡までの心霊スポット巡りに行ってきました。
シリーズ前回から何回かに渡って、その記事を。
今回は、その一環として久しぶりに訪れた化野念仏寺へ。
きっかけは連休期間中に化野念仏寺さんが旧Twitterにて発した以下のツイートでした。
ホントにゴールデンウィーク⁈
— 化野(あだしの)念仏寺 (@adashino_kyoto) May 2, 2023
参拝者居ません。静か過ぎます…
職員一同、気合い入れてお待ちしてます。
どうぞお参りください。 pic.twitter.com/VQ3uBlQnYn
昨年のゴールデンウィークには、東尋坊(シリーズ第783回など)や雄島など、心霊スポットとして全国的に有名な場所を巡りました。
そう言えば奥嵯峨には、まだ本シリーズでまだ記事にしていない心霊スポットや妖怪伝承地が幾つもありましたし、今年は化野念仏寺をはじめとする奥嵯峨心霊スポット巡りをしようかと思い立ったのです。
シリーズ前回で、嵯峨の開運毘沙門天に参拝して後、京都バス・京都市営バスの「嵯峨釈迦堂前」停留所まで歩きます。
ここで、ゴールデンウィーク中にも関わらず、化野念仏寺さんに参拝者や観光客が少ない理由がわかりました。
何しろ交通の便がよくない、公共交通機関が使いにくい。
市街地からかなり離れた場所にあるので、普段からバスなどの便数が限られているのに加えて、ゴールデンウィーク時の大混雑により、バスの時間が遅れているだけでなく、ルートまで変更させられているので、バスがなかなか来ない。
この日も時刻表の時刻よりも20~30分ほど待たされることになりました。
とはいえ、今まで本シリーズでの霊場魔所や妖怪伝承地巡りをしていて、そんなこともしょっちゅうですので、ここはゆっくり落ち着いて待つことにします。
少し・・・というより、予定より遅れましたが、京都バス「鳥居本」停留所に着き。
そこからいよいよ化野念仏寺へ。
参拝者の姿もちらほらと。
しかし逆に言えば、京都市街地の観光地みたいに人混みに煩わされることもなく、自然の中でゆっくりと巡ることができるとも言えます。
境内には多くの石仏が。
さて、この古刹が心霊スポットとして噂される一番の理由が、「賽の河原」とも呼ばれるこの石仏群です。
平安京の時代からの葬送地、しかも風葬の地として、かつては多くの遺体や人骨が転がっていたそうです。
この「西院の河原(賽の河原)」はこの地に無数にあった無縁仏の石仏を集めたというものですから、心霊などの噂や話も立つでしょうね。
噂の看板も立っています。
こんな看板が立つのも「心霊写真が撮れてしまうから」という噂もありますが。
念仏寺の方のお話によれば、「賽の河原」内は無数の石仏や石塔が密集していて、その中で撮影をするとつまずきや転倒などによる事故の危険があるから、だそうですが・・・。
あと、撮影が禁止されていたのでここでその光景を見せられないのですが。
水子地蔵尊にも「撮影禁止」の注意書きがあります。
ここも「心霊写真が撮れるから」撮影が禁止されたという噂もありますが。
実はここに水子供養の為に参拝しに来た遺族に興味本位でカメラを向けるような心ない(そして頭もない)人たちが後を絶たなかったから、というが本当の理由だそうですが・・・。
それらの真相や真偽のほどはともかく、このような場所で、そのような注意書きがあったら、ミョーな憶測を呼んでも仕方が無いだろうな、という気もします。
なお、過去にこの霊場を訪れて、心霊写真(らしきもの)も撮れた
こともありましたが・・・まあ、いつもそういう写真が撮れるわけでもないですね(笑)。
ところで。
こうしてせっかく、何度目かの参拝をしたのですから、この場所の今まで注目したことの無いスポットにも目を向けようとして・・・境内の一角に次のような場所を発見。
これは何だろうかと思っていたら、こんな案内板が。
仏教の発祥地。インドとの交流の証であったとは。
こういうなかなかに興味深いスポットもあったとは。
今までに何度か訪れた場所でも、意外に見落としているものがあったりするものですね。
いや、これは単に私の観察力が低いだけかな・・・?
ご本尊の阿弥陀如来へと礼拝。
延命地蔵尊にも礼拝。
これで、前回に礼拝した毘沙門天に加えて、阿弥陀如来と延命地蔵尊のご加護も得た・・・のかな?
そして、この霊場を後にし、次のスポットへと向かいます。
今回はここまで。
また次回。
*化野念仏寺へのアクセス・周辺地図はこちら
*化野念仏寺のHP
*『京都妖怪探訪』シリーズ