京都の闇に魅せられて(新館)

京都妖怪探訪(259):大阪・堀川戎神社の十日戎祭





 こんにちは。
 シリーズ第253回からの、異形の神であるエビスと、その祭礼である「十日エビス」の特集は、今回もまた続きます。
 今回は、京都を少し飛び出して、大阪の有名なエビス神社のひとつ、「堀川戎神社」の「十日戎」を見てきました。

 堀川戎神社HPの由緒書きを見ますと、次の通り。
 欽明天皇の時代(539~571年)に、止美連吉雄(とみのむらじよしお)という人がエビス神のお告げを受けて玉を得て、これを御神体にしてエビス神を富島に祀ったのが創祀であると、伝えられています。
 その後、長い歴史の中で何度かの遷座や合併、焼失や再興などを経ながらも、多くの人々の信仰され続けて現在に至るそうです。

 毎年の「十日戎」の期間には、大阪府内だけでなく関西一円から何万人、何十万人もの参拝者が訪れて賑わうという話です。
 今回、その「十日戎」も見に行ってきました。

 まずは、アクセスから。
 アクセス方法はいろいろとあるそうですが、今回私は、大阪市営地下鉄の「南森町」駅の一番出口を出て、堀川戎神社を目指します。






 道中には、十日戎が行われている印として、多くの提灯や案内板などが見られます。
 











 周辺の道には、多くの露店が並びます。






 十日戎にちなんだ縁起物を売る露店も。






 案内板を見たり、人に尋ねたりしながら、少し歩くと入り口にたどり着きました。












 鳥居をくぐって中に。
 いやはや、本当に凄い数の参拝者であふれかえっています。









 まずは、礼儀として本殿に参拝をします。

 境内を見渡してみると、「十日戎」の象徴とも言える福笹や、福笹につける縁起物などがあっちこっちで売られています。
 その様子も実に威勢が良く、活力にあふれています。






 境内の末社「榎木神社」。
 







 元は別の場所に立っていた御神木の大榎を祀る社だったようですが、長い歴史の中でこの社も遷座や合併、焼失や再興などを繰り返して、さらに「稲荷神」である宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)とも合祀され、現在に至るそうです。
 この榎木神社は「地車(だんじり)稲荷神社」とも呼ばれますが、「稲荷」というのに何故か、神様の使いが狐ではなく、狸だという、珍しい稲荷社だそうです。



 ところで境内には、石の柱で創られたエビス神像も立っていました。





 このエビス様、多くの参拝者から触られたり、撫でられたりしています。





 この像は、「福興戎像(ふくこう・ふくおこしえびす)」と名付けられたエビス像です。
 あの阪神淡路大震災で被災した表門の石鳥居から掘られたという像です。
 「一度倒れた鳥居から蘇った」ことから、除災招福の象徴として崇められているのです。
 災厄や挫折・逆境などから立ち直るための象徴として、相応しそうな神像と言えます。

 私も手で触れていきます。






 こうして、堀川戎神社を後にします。






 それでは、今回はここまで。
 では、また次回。
 




*堀川戎神社へのアクセス・周辺地図はこちら



*堀川戎神社のHP
http://www.horikawa-ebisu.or.jp/index.htm




*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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