(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)
どうも、こんにちは。
今年の『霊場魔所の桜』シリーズの記事。
今回は、シリーズ前回に引き続いて、桜などの季節の花を眺めながら、高瀬川から瑞泉寺を巡ります。
まずは前回に引き続き、高瀬川の桜を眺めます。
三条通りと木屋町とが交わる交差点より、少しだけ南へ進んだ場所に、瑞泉寺の門があります。
シリーズ第276回で紹介したことがありますが。
入江敦彦『怖いこわい京都』(新潮文庫)では、「かつての処刑場だった三条河原には罪人たちの霊が居て、それを連れて帰らないように“そこの角のお寺”(おそらくは瑞泉寺)にお参りするといい」という若い女の子たちの噂話が紹介されていました。
そして実際この寺は、三条河原で処刑された人々の菩提を弔うために。文禄4年(1595年)に処刑された、豊臣秀吉の甥・秀次とその遺児・側室・侍女を含む家族39名の霊を弔うために建てられた寺なのです。
中に入ります。
桜は無いようですが、いろいろな花が咲いていました。
瑞泉寺と高瀬川の花々は、今年も華やかに、しかし静かに咲き、そして散っていました。
まるで、長い歴史の中で処刑されてきた無数の人々を弔っているかのように。
今回はここまで。
また次回。
*瑞泉寺へのアクセスについてはこちらを参照。
*瑞泉寺のHP
http://zuisenji-temple.net/
*『京都妖怪探訪』シリーズまとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
最新の画像もっと見る
最近の「季節の風景」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2008年
人気記事