見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

スポーツクラブで知る世間の狭さ

2006-09-19 21:21:09 | 生き方・生活
スポーツジムへ行かなくても、ダンベルとエクササイズで十分体を作ることができると思っていたのは、この春まででした。

考えてみると、贅肉の調節まではできても、体力となると別物です。来年のためには、長時間歩く持久力や暑い気候にばてない体(それは忍耐力でもあるかもしれない)が必要なのです。

ランニングマシーンに乗ると、確かに体が慣れることを実感します。
メンバーになった初日、時速5キロにも息が切れていたのですが、最近は時速8キロでジョギングできるようになってきました。
自分の進歩を感じたのは、久しぶりです。

ジムに通い始めたことは、人に知られずコツコツ取り組もうと思っていたのですが、最初の週に、マシンの近くで環境団体の代表に声をかけられました。
「あれ?!」
「あ、こんにちは・・・えっと、いつから?」
「私は、今年1月から」

先々週、某新聞社支局長と食事をした際、彼がやはり同じジムに行っていることがわかりました。「仕事柄、夜中の12時までやっているのがいいですよね。ボクは、もっぱらプールで泳ぐ方ですが」
さらに、同席していた出版社社長も「私も以前はそこに通っていたんですよ。駐車場が不便なので、会社近くのクラブに変わってしまったけれど、そのジムのインストラクターの方が笑顔が爽やかで教え方もとても上手だったわ」と。

先週、ワイン付きのコンサート会場で、私がこの街で最も気に入っているショットバーのオーナーに会いました。落ち着いた物腰で楚々とした素敵な女性です。ワインを傾けながら、「始めたんですってね。今度一緒にどうですか」と、言われてびっくり。
彼女は、1年以上前からクラブのメンバーだとか。エアロビなどのクラスレッスンはステップがわからなくてついていけない、と言う私に「すぐ慣れますよ。一緒にやりましょう」と。

そして、この週末、こだわりの一本焼き「たい焼き」屋を営むご夫婦の店に顔をだすと、重い焼き型の鋳物を一本ずつひっくり返しながら、「もしかすると、スポーツジムに行っていませんか」とご主人。
焼きたてのたい焼きを頬張りながら、思わずむせそうになりました。
「ボクは始めたばかりなんですが、この前、後姿をお見かけしたような気がして」
「実は私も始めたばかり。今度は、声をかけてくださいね」

北海道産の小豆で作る自慢の手作りあんこは、白糖は一切使わず3種類の砂糖をブレンドした逸品。平飼いの鶏が産む新鮮な卵を使ったたい焼きの皮もぱりぱりと歯に応え絶品です。


これだけ知人がいるということは、実際にはその数十倍の知り合いが通っていると思ってもいいのかもしれません。
会員はどのくらいいるのか急に気になりました。
レセプションカウンターで、今現在のメンバーがどのくらいいるのか受付の女性スタッフに聞いてみました。
すると、その質問を察知したのか、すぐに副支配人が寄ってきて
「すみません。内部秘なので、人数はお答えできないんです」
「???」
単純な好奇心で聞いたのですが、そう言われてしまうと逆に興味がわきます。人数を隠したいのは税金対策?


いずれにせよ、予想以上のスポーツクラブ人口。
そういえば、東京で勤務する弟も「最近、スポーツクラブに行く時間がない」と言っていたような…
厚生労働省が言い出した「メタボリック…」も、大きく貢献しているのでしょうか。




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