見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

価値観の違いに絶望しないためには

2006-09-26 23:42:53 | 生き方・生活
しばらくブログを書くエネルギーが切れていました。
一週間ぶりに復活できて、嬉しいような情けないような気持ちです。

エネルギーが切れたのは、ほんの些細なことが原因です。
自分の人生に起こることはいつも些細な事象の繰り返しですが、ときどき、どうしようもなく落ちこむことがあります。そもそものエネルギーが足りないということなのでしょうが。

原因は、価値観のギャップでした。

人それぞれ価値観に違いがあるのは当たり前なのですから、そのたびに、その違いに沈んでいても仕方ないのですが、一緒に旅をしようと思っている人とのギャップなので深刻でした。

例えば、関わる人すべてに対してほどよいバランスで愛情を示す人と、笑顔を振り撒けずにひとつに愛情を集中させる人。

弟と妹を「きょうだい」と言う時も、漢字では「兄弟」と書くのが当たり前、と主張する者と、漢字の意味が違うのだから「弟妹」か「きょうだい」と書く方が自然だと主張する者。

どこまでもかみ合わない議論に、価値観の絶望的な違いを痛感し、そういう者が一緒に旅すること自体、無謀な計画なのだと、深く落ち込んでいたのでした。

でも、人間は発想の転換も記憶の喪失もできることに気づきました。
深呼吸をして体中の空気を新しく入れ替え、好きなものを食べて飲んで、四肢を伸ばして気持ちよくなれば、失ったと思っていた道がまだそこにあることが見えてくるのでした。楽天的な単純さゆえの立ち直りでしょうか。

というわけで、来年の出発に向けてまた歩き出します。




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