見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

蕎麦の美味しさは大人の味覚

2006-10-07 23:47:10 | 生き方・生活
近くの公園で「蕎麦」のフェアがありました。
様々な蕎麦屋がテント店を開き、雨が去って日差しが出てきた日中、訪れた人びとが新蕎麦を味わおうと列を作りました。野外で新蕎麦を打つ職人の周りには人だかりができ、その粋な井出達と見事な手さばきに盛んにフラッシュがたかれました。

私が「蕎麦」を食べられるようになったのは、20歳を過ぎてからです。
小さい頃は、その淡白な味と歯ごたえの無味乾燥な麺の何が美味しいのか、理解ができずにいました。
蕎麦の味と歯ごたえに魅力を感じ、好んで食べるようになったは、つい最近のことです。

ネパールでは、蕎麦粉を練って茹でた固まりを豆カレーにつけて食べたりしています。
日本では、何故か蕎麦の食べ方に大変なうんちくがあります。あまりにシンプルな食べ物だからこそ、難しい薀蓄が登場し得たのかもしれません。
薬味を入れた汁の味付けだけで食べるざるそばについて、「どこどこの店が一番」と言い合う人たちの舌の感覚には敬服です。

そういえば、私の職場には蕎麦を打ち同好会もあり、会員は、蕎麦打ちの高級な道具を揃え、毎月の会に臨んでいるとのこと。趣味を超えた奥の深い世界が蕎麦には存在するようです。


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