近所に変わった銭湯があると教えてもらった。
「黒い湯の温泉で温まりますよ。公衆浴場ですけど、露天もジャグジーもあるしね」と観光客で賑わう浅草の商店街の店主。
その名も「蛇骨湯(じゃこつゆ)」
温泉効能あふれる期待感を募らせる名前ではないか。
白や赤や緑色の温泉には入ったことがあるが、黒い湯の一般銭湯というのは珍しい。
早速、まだ行ったことがないという妹を誘った。
ジャズバーやダンスホールが立ち並ぶ飲み屋街の、路地の奥にそれはあった。
「こんなところにあったの?!」と住人暦1年を越えた妹。
彼女の住処から、歩いてわずか2分のお膝元だ。
江戸時代に創業したというので、古い歴史にまつわる話もあるかもしれない。
湯はすべて地下水を使用し、「メタ・ケイ酸」「重炭酸ソーダ」の天然温泉であり、黒褐色澄明、微塩味無臭。通称「黒湯」と呼ばれているらしい。
戸口前に、各種チケットの自動販売機が置いてあった。
入浴料は、東京都浴場組合共通の450円(回数券利用で430円)。
信州で愛用した塩井の湯(松本)は380円なので、やや高めではある。
が、露天風呂やジャグジー、サウナ等、一般的銭湯にはないサービスが嬉しい。
バスタオルや歯ブラシ等、様々な入浴グッズが販売されており、
回数券や、レンタルタオルまである。
中でも、手ぶらセット(タオル、カミソリ &リンスイン シャンプー、石鹸、ハブラシ、手提げ袋)150円は、通りがかりの観光客にとっては嬉しいサービスだ。
そして、浴場。
タイル張りの床と、お決まりの「富士山」が描かれた浴槽背景に、昔ながらの「銭湯」の情緒が残っていた。
まず蛇口をひねって驚かされた。
蛇口からのお湯も黒く透き通っている。すべて地下水を利用しているのだ。
富士山が見下ろす浴槽は、電気風呂・バイブ風呂・ジェット風呂の三槽に分かれている。
強いジェット泡のジャグジーの中に入ると、固まった筋肉がほぐれていくようだ。
電気風呂は、勇気ある妹が最初に挑んだが、顔をしかめてすぐに出てきた。
浴槽の両脇から弱い電流が発生しているらしい。
壁際に「以下の方はお控えください」と、様々な症状や体質が書かれてた注意書きが提示されていた。
気持ちは怯んだが、妹が許してくれないので、恐る恐る足を踏み入れた。
・・・ピリピリくる。
整骨院で施術される電気治療器をつけたときのような刺激感だ。
浴槽の温度は41度を越える熱めで、汗がすぐに吹き出した。
露天風呂へ移動すると、天井からの外気が涼しく、湯の温度も熱くないため、
ゆったりと体を沈めてぼーっとしていることができる。
夜10時を過ぎていたためか、入浴客もまばらで露天は独占状態だった。
公衆浴場にありがちなカルキ臭も気にならなく、近所の女性たちの世間話が楽しい下町の銭湯である。
「黒い湯の温泉で温まりますよ。公衆浴場ですけど、露天もジャグジーもあるしね」と観光客で賑わう浅草の商店街の店主。
その名も「蛇骨湯(じゃこつゆ)」
温泉効能あふれる期待感を募らせる名前ではないか。
白や赤や緑色の温泉には入ったことがあるが、黒い湯の一般銭湯というのは珍しい。
早速、まだ行ったことがないという妹を誘った。
ジャズバーやダンスホールが立ち並ぶ飲み屋街の、路地の奥にそれはあった。
「こんなところにあったの?!」と住人暦1年を越えた妹。
彼女の住処から、歩いてわずか2分のお膝元だ。
江戸時代に創業したというので、古い歴史にまつわる話もあるかもしれない。
湯はすべて地下水を使用し、「メタ・ケイ酸」「重炭酸ソーダ」の天然温泉であり、黒褐色澄明、微塩味無臭。通称「黒湯」と呼ばれているらしい。
戸口前に、各種チケットの自動販売機が置いてあった。
入浴料は、東京都浴場組合共通の450円(回数券利用で430円)。
信州で愛用した塩井の湯(松本)は380円なので、やや高めではある。
が、露天風呂やジャグジー、サウナ等、一般的銭湯にはないサービスが嬉しい。
バスタオルや歯ブラシ等、様々な入浴グッズが販売されており、
回数券や、レンタルタオルまである。
中でも、手ぶらセット(タオル、カミソリ &リンスイン シャンプー、石鹸、ハブラシ、手提げ袋)150円は、通りがかりの観光客にとっては嬉しいサービスだ。
そして、浴場。
タイル張りの床と、お決まりの「富士山」が描かれた浴槽背景に、昔ながらの「銭湯」の情緒が残っていた。
まず蛇口をひねって驚かされた。
蛇口からのお湯も黒く透き通っている。すべて地下水を利用しているのだ。
富士山が見下ろす浴槽は、電気風呂・バイブ風呂・ジェット風呂の三槽に分かれている。
強いジェット泡のジャグジーの中に入ると、固まった筋肉がほぐれていくようだ。
電気風呂は、勇気ある妹が最初に挑んだが、顔をしかめてすぐに出てきた。
浴槽の両脇から弱い電流が発生しているらしい。
壁際に「以下の方はお控えください」と、様々な症状や体質が書かれてた注意書きが提示されていた。
気持ちは怯んだが、妹が許してくれないので、恐る恐る足を踏み入れた。
・・・ピリピリくる。
整骨院で施術される電気治療器をつけたときのような刺激感だ。
浴槽の温度は41度を越える熱めで、汗がすぐに吹き出した。
露天風呂へ移動すると、天井からの外気が涼しく、湯の温度も熱くないため、
ゆったりと体を沈めてぼーっとしていることができる。
夜10時を過ぎていたためか、入浴客もまばらで露天は独占状態だった。
公衆浴場にありがちなカルキ臭も気にならなく、近所の女性たちの世間話が楽しい下町の銭湯である。
一気に読んでしまうエネルギーはお若いからでしょうね。
ぜひ、好奇心を膨らませて海外への一歩を踏み出してください。今後のお仕事にも必ず役にたつと思います。
また、時々訪問してくださいませ(^^)職場での健闘をお祈りいたします。
夜行で部屋に帰り着いてすぐ、ちょっと読ませてもらおう・・・と思いながら、ほぼ全部の記事を一気に読んでしまいました。なんと言いますか、記事を書いた人の旅情が感じられて、とてもおもしろかったです。
自分が海外に行く際には、是非参考にさせていただきます。
余談ですが、東京区内の昔からある温泉には、黒い湯のものがけっこうあると聞いたことがあります(蛇骨湯も、地下水を沸かしている点で温泉に近いですよね)。今度、私も黒い温泉を探して入浴してみようと思います。