見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

支援の形(その1)

2007-04-12 01:08:35 | ネパール
昨年末のこと。長野市の小学校から「子どもたちが鉛筆を集めたので贈呈式に来てほしひ」という要請がGLES(グローバル教育支援センター)にあった。
以前にその学校の先生から鉛筆支援の打診があった際、「使い古しの鉛筆以外であれば」とお願いしたところ、全校児童で未使用鉛筆500本強を集めた。今回、その鉛筆をネパールに持参し、支援している山の学校の子どもたちにプレゼントすることにした。

日本の小中学校から「貧しい国の子どもたちを支援したい」という気持ちをいただくことが多々ある。10年前に支援活動をスタートする前は、「物や金を出すことの功罪」についてあまり深く考えることができなかった。一本の鉛筆も補助キャップをつけながら指先でつまむようにして使い切る山の子どもたちを見て、使いかけで捨てられている日本の子どもたちの鉛筆が、ネパールで喜ばれ、活用されるのであれば意味があるのだと思っていた。

が、しばらくして支援活動をスタートした時、その考え方を転換することになる。
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