「衣類支援をしようとすれば、日本では山のように衣類は集まります」とネパール在住の日本女性Mさんが疲れたように言った。10年前のことだ。「私はネパールに住んで10年。毎年、日本から集まった衣服を山岳地域で配布してきました」。確かに、ネパールの山の中を歩くと、日本の会社のロゴマークの入った作業着や、どこかの中学校の校章と生徒の名前の入った運動着を着ている人を見ることがある。
支援活動を始めると、某金融企業から「制服を一新する時期になり、不要な制服が大量に出る。物もいいので、アジアの国で活用できないか」という申し出を受けたこともある。ネパールでは女性はスカートをはく習慣がない(が、ここ数年で急激に女性が欧米化されてきている)ので、スカートの制服を活用することはできない。が、布を利用することができるかもしれない。しかし、何千着という制服である。試しに担当者に聞いてみた。「現地に聞いてみますが、ただ現地に運ぶには多額の輸送費がかかります。その負担については考えていただくことはできますか」と。
担当者から返される答えは、聞く前から予想できた。まだ十分着用できる服なのだから、捨てることには心情的に抵抗が残る。どこかで役立つとなると気持ちも楽になる。しかし、残念ながら、支援が届くまでのコストについて考える人はほとんどいない。
支援活動を始めると、某金融企業から「制服を一新する時期になり、不要な制服が大量に出る。物もいいので、アジアの国で活用できないか」という申し出を受けたこともある。ネパールでは女性はスカートをはく習慣がない(が、ここ数年で急激に女性が欧米化されてきている)ので、スカートの制服を活用することはできない。が、布を利用することができるかもしれない。しかし、何千着という制服である。試しに担当者に聞いてみた。「現地に聞いてみますが、ただ現地に運ぶには多額の輸送費がかかります。その負担については考えていただくことはできますか」と。
担当者から返される答えは、聞く前から予想できた。まだ十分着用できる服なのだから、捨てることには心情的に抵抗が残る。どこかで役立つとなると気持ちも楽になる。しかし、残念ながら、支援が届くまでのコストについて考える人はほとんどいない。
いいですね。この子達の笑顔。
身の回りの子供たちもこんな顔で笑ってるかな。