見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

新しい変化

2007-04-26 23:07:36 | ネパール
わずか3年ぶりにもかかわらず、カトマンズの変化に驚いている。

変化しているのは、自分の足元だけではない。
そこに昔のままで留まっていてほしいと感じるのは、自己本位の我儘だとわかっている。
「昔はよかった」その郷愁は、記憶のいたずらかもしれない。

           
公園や寺院の軒下で、手をつないだり、抱き合ったりする若いカップルが増えた。私と同じ年のネパール人の友人たちの多くは、「写真を見ただけで親と一緒に決めた」「結婚式の当日に初めて会った」という相手と結婚した。そういう時代が日本にもあった。が、この変化は日本の比ではない。少なくても3年前には、これほど熱烈なカップルたちは見なかった。

           
古い王宮の近くにできた新しいレストラン。窓ひとつないが蛍光灯で十分明るい。埃だらけの街角の小さなお茶屋さんのほうが人であふれているのは、安いからか、なじみだからか。このレストランもほどなく若者の指示を得るに違いない。

           
伝統的な民族衣装「クルタ・スルワル(パンジャビ・ドレス)」が消えて、ジーンズの女性が増えた。お腹とおへそを見せても、足は見せないという文化が長く残っていたが、ミニスカートの女性もちらほら出てきた。
「体の線がはっきりわかるとてもセクシーな若い女性が増えてきたでしょ。ボクたち男は嬉しいけれど、やや戸惑ってもいます。ボクがおじさんになったということかなあ」とホテルマネージャーの友人は笑いながら言った。

           

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