ライバルは島耕作?何も専務の奮闘記

ファミリービジネスを担う?ボンボン育ちの何も専務・・・ライバルであったはずの島耕作はとっくに社長->会長->相談役・・・

伝える力

2012年04月12日 | お仕事

東日本大震災の被災地支援で、より大きく貢献したと思われる団体・組織に関するアンケート結果が、業界誌に掲載されていた。

それによると、一般者からの回答では

1位:自衛隊(86point)
2位:消防(45point)
3位:一般市民によるボランティア(42point)
4位:警察(26point)
5位:地方自治体(21point)
6位:NPO等非営利団体(19point)
7位:米軍等外国からの救援部隊(18point)
7位:建設業界(18point)
9位:国(9point)
10位:建設業以外の産業界(4point)

と建設業界は米軍等と並んで7位に甘んじていた。
それに対して、同じ内容の質問を、建設業界関係者を対象に行った結果は、

1位:自衛隊(82point)
2位:建設業界(50point)
3位:一般市民によるボランティア(42point)
4位:消防(37point)
5位:地方自治体(20point)
6位:警察(19point)
7位:NPO等非営利団体(13point)
7位:米軍等外国からの救援部隊(13point)
9位:国(9point)
10位:建設業以外の産業界(3point)

と、堂々の2位に入り、一般の感覚とは大きく異なっていた。
自衛隊の1位には、誰しも異論のないところだと思うが、建設業界に対する一般の方々からの低評価には、正直言ってショックを覚えた。

業界紙の解説では、自衛隊のメディアを駆使した広報活動の素晴らしさや、長年「目立たないことが美徳」とされてきた建設業界の体質等が指摘されていたが、自分は『余力のなさ』が、一番の原因だと思う。

特に、公共工事の削減が経営の疲弊に直結した東北地方では、一部の有力企業を除き、殆どの建設業者が「支援する」よりも、「支援される」側に回らざるを得なかった。
そして、東北地方以外の建設業者も、人を減らし、機械を減らし、細々と経営を続けている現状では、遠方に人や機械を直接送る力はなく、せめて義援金をといった形で、被災地を支援するよりはなかったのが現状である。

そして、実際に現地で被災地支援を行った建設業者も、支援の様子を記録する役割を担う人員があれば、その人員を直接の現場作業に回した方が良いという考えに立ってしまい、昼夜を問わず救援・復興に尽力してきた姿は、ついぞ一般国民が目にすることがなかった・・・

かくいう我々の会社も、復興支援に対する広報活動は、ほぼ皆無・・・
このままでは、“言うだけ番長”になってしまう。
取り敢えず、ネットを使った広報活動から始めてみようかな?

それにしても、一般者からの回答、建設業界関係者からの回答共に、国の順位が9位!
こちらの方が、実は大きな問題かも?



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2 コメント

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Unknown (ユウコ)
2012-04-13 07:28:27
素晴らしい活動なのに、もったいないですよね。

津波に負けない最先端の街づくりに貢献しているんですもんね・・・
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色々と・・・ (ま→くん)
2012-04-14 13:34:59
☆ユウコさん
ガンダムも、操縦者のアムロがいなければ動かないように、瓦礫の撤去等に必要なバックホウ等には、我々建設技術者の力が必須となります。
ところが、手作業の方が画面(えづら)が良いと言うことで、TVに映るのは自衛隊と消防団、ボランティアばかりというのが現状です。
機械の運転には、技術力、体力、そして何よりも同時作業をしている人を傷つけてはいけないという精神力が要求されるにも関わらず、「機械に乗って楽している」と思われてしまう、損な商売です(苦笑)

ありがとうございました。
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