ライバルは島耕作?何も専務の奮闘記

ファミリービジネスを担う?ボンボン育ちの何も専務・・・ライバルであったはずの島耕作はとっくに社長->会長->相談役・・・

ショッキングな戦略

2007年05月13日 | どうでもいいことかも?
自分が愛してやまないモスバーガー。
小学生のときに読んだ創業者の自伝に書かれていた『ファストフードではない食事としてのハンバーガー』というポリシーを、今でも憶えている。

そのモスバーガーが味を変えてしまった。

20数年前、『不味かった』為売れなかったアサヒビールが、酵母や製造・流通方法を一新することで、売れる商品『コク・キレビール』を開発した。
当時の自分もその味のファンで、Asahi党に鞍替えをしようとしていた矢先に、スーパードライが発売された。
『何で開発したばかりの売れ始めた商品を捨てて新製品を出すんだ?』と疑問に思ったものであるが、開発者達の『売れる商品ではなく、自分達がより美味しいと思った商品ができたから切り替えた』という素晴らしい決断が、その後のAsahiの大躍進を支えてきたということは周知の事実である。

ところが、モスは違った!

お客様調査により『日本人はより柔らかなバンズ(パン)が好み』、『肉は合挽き肉のほうが好み』等々、自分達が美味しいと思うから提供したいという精神が完全に欠落している。
実際に味わった瞬間、この味ならコストパフォーマンスを考えたら間違いなく、顧客はマックに流れると確信した。
創業時の精神を忘れることは、企業において最も大切なことではないかと、この時に心底実感した。

消費者の下す決断は違ったものになるかもしれないが、自分はモスでハンバーガーを注文することは暫く無いだろう(ナンタコスは楽しみだが・・・)。

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2 コメント

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Unknown (Jeff)
2007-05-28 20:58:20
たかが味 されど味
僕も日々 a seedの味を研究していますが
例えば 一般ウケを狙った物は売れ筋にはなりますが
仰るとおり その店の味にはなりません。

やはり これだ!!っと思える物でないと
お出し したくないっというのが本音です。

「お客様の味」を追及するのは大手チェーン店
モスは大手ではなく 
本物志向のお客様がターゲットだったはず

「モスの味」にファンが付いていたはず
なぜ方向転換してしまったのか残念でなりません。

僕も 先日久しぶりに食べて愕然としました。
使用されているカツは 成型接着された肉ですし
バンズも 添加物で ソフト加工されてしまっていて
以前の 鮮度の良さや ちゃんとした物を使っている頃の
「力強さと それに伴う美味しさ」が抜けてしまった様・・・

モスよ・・・おまえもか・・・って感じ。

ショック・・・

昔の あの頃を思い出して欲しいですね。
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うんうん (ま→くん)
2007-05-28 22:07:48
本当に同感です。
可愛さ余って憎さ百倍ではありませんが、BSEにめげることなく自分の味に邁進する吉野家と比較すると、そのポリシーの差は歴然です。

でも、Mr.Jeffと同じ味覚で良かった
自分が味音痴だと・・・結構心配しておりました。
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