ライバルは島耕作?何も専務の奮闘記

ファミリービジネスを担う?ボンボン育ちの何も専務・・・ライバルであったはずの島耕作はとっくに社長->会長->相談役・・・

建設産業の現在(いま)Part3(衰退産業?)

2009年11月10日 | お仕事
建設産業について、気になるデータがある。

◆2000年から2010年(推定)の間に、全就業人口に占める建設産業の割合が、10%から7%に低下した。
これまでは、建設産業全体の裾野の広さと共に、就業人口に占める絶対数の多さが『建設産業を重視することの大切さ』の拠り所となっていたものが、その根拠を失いつつある。

◆左官業で働く職人の数が、2000年から2010年(推定)の間に150,000人から90,000人に激減し、平均年齢は10歳以上、上昇した。
実際に「もの作り」を担う職人さん達の離職が相次いでいる上、新規入職者の少なさが、平均年齢を押し上げている。
このままの状態が続けば、職人を志す若者がさらに激減し、建設産業そのものが機能不全に陥る恐れが大きい。

◆全国の大学の学科名から『土木工学科』が消え去ろうとしている。
一番の原因は、「土木工学科では、生徒が集まらない」とのことだそうだ。
3K(きつい、汚い、危険)、「コンクリートから人へ」、耐震偽装、官製談合等々、ネガティブなイメージが先行する業界であることは間違いない。
ちなみに諸外国では“Civil Engineer(文明を司る技術者)”として、最高の評価を受け、最も優秀な技術系の学生が志す分野であり、構造計算や材料特性の分析、品質管理等に、高度の技術力が求められていることは、我が国でも変わりはない。
それなのに・・・マスコミに対する広告宣伝費を始めとするロビー活動が少なすぎるのかな~?

◆現時点で、当社に『新卒者』の応募がない。
自分が地元焼津にUターンしてきて16年。
立冬を過ぎて新卒の応募がなかったことは一度もなかった
確かに、募集活動はHPのみと、求人票すら出していないようでは、学生さん達に目を向けてもらおうとしても無理だと言うことは承知しているが、本当にこの件は衝撃的だった。
会社の経営を経済的側面のみで判断すれば、確かに中途技術者を採用した方が得策であることは間違いないが、会社全体の活性化ということを考えると、やはりフレッシュな新人の採用は必須事項となる。
今から来年の採用目指して活動を始めなければ


何れにせよ様々な統計データは事実の積み重ねであり、その事実を否定しても始まらない。
そして、現状を嘆いても、何も得ることはない。

Heaven helps those who help themselves.(天は自ら助くる者を助く)
中学で習った英語で唯一覚えている慣用句が頭をよぎるとは・・・
これも神の思し召しであろうか?
インシャラ~


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
n26432643@yahoo.co.jp (自由人浜ちゃんです。)
2009-11-10 19:59:29
こんばんは。
ま→くんさま。
浜ちゃんです。

マイナスデータばかりが並んじゃいましたね!
建設業界・自動車産業・鉄鋼関連…基幹産業ですが、
振るいませんね!・・・残念です。
私の仕事は、本業求人関連&副業広告関連なんで、
悲惨な状態です。
色々な所で今は足を引っ張り合って、
首を絞め合っている状態!…悲しい!…悲しい!
朝の来ない夜は無い!
今の沈みは…ジャンプの前の屈伸!

ありがとうございます。
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臥薪嘗胆よりも (ま→くん)
2009-11-11 16:38:10
☆浜ちゃん様
確かに明けない夜はありません。
クライアントは、沈んだ顔の営業さんよりも、ニコニコしている営業さんの会社を選ぶと思います。

足を引っ張られても、首を絞められても揺るぎない。
そんな会社になれたら良いな~と思いながら、日々精進しております。

ポジティブシンキングで頑張りましょう!

ありがとうございました。
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