井林たつのり君。
国土交通省のキャリア職をなげうって、政治への道を志している若者だ。
3年前、彼に初めて会ったときの印象は、正直言って“勘違いしているんじゃない?”だった。
自分から人の所に飛び込まずに、人を待つ姿勢・・・
何をやりたいのか判らない『伝える力』の欠如・・・
お礼の電話一つ出来ない、社会人としての常識のなさ・・・
等々
その彼が、この3年間で、支援者からの愛の鞭に叩かれ続け、自らの意志で街頭に立ち続け、そして声を嗄らして自分の目指す理想社会を訴え続けてきた。
その集大成の演説を、昨日の夜聴くことができた。
『私は、決して他党の批判をしないように心掛けてきました。』から始まった彼の演説は、静かな語り口ながらも実に堂々としていて、来場者全員が耳をとぎすまして聞き入るに値するものだった。
そして、演説の最後を『ありがとうございます』で締めくくった後に沸き起こった会場の割れんばかりの拍手は、今まで自分が経験した中で、もっとも心のこもった“熱い”拍手だった。
そして、会場には涙ぐんでいる人も数多くいた。
自分も手を叩き続けながら、彼の成長を目の当たりにして、自然と涙がこみ上げてきた。
青くて、世間知らずで、勘違いしていたようにしか見えなかった彼が、よくぞここまで・・・
人を感動させることが出来なければ、決してリーダーは務まらない。
彼は、その意味でリーダーへの階段を確実に一歩昇ることが出来たと思う。
政治家は頼るモノではなく、育てるモノと自分は考える。
是非とも彼には、この国を引っ張るリーダーとしての役割を担ってもらいたい。
頑張れ!
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