年度末の風景

少なくなってきたとはいえ、当社の仕事の半分を占める大口ユーザー様は『公共事業』。
世論にも、我々請負業者にも評判の悪い『年度末迄の予算執行』の仕組みにより、毎年のように年度末には完成検査に向けて突貫工事や工事書類作成に伴う徹夜作業が日常茶飯事となっている。
最終日も、我々の造った橋や道路を受け取ってもらうための『完成検査』に追われた。

民間の工事と異なり、どんなに良いものを造っても、書類が整っていなければOUT！ということで、今では我々の仕事の半分以上は書類作りといっても過言ではない。
もの造りをしたくてこの業界に飛び込んだ人々にとっては、なんともやるせない時代になったものだ。
とはいえ、工事一つ一つについて『工事点数』がつけられ、その点数によって次年度以降の入札参加資格が変わってしまうため、決して書類作りに手を抜くことができない。

そんな年度末も、昨日でお終い（当社は仕事でも、お役所はお休み）。
消えることのなかった事務所の電気も、昨日の24:00には消えていた。
社員のみなさんには、今週末はのんびりと英気を養ってもらいたい（自分は休めないけど・・・）。
本当にお疲れ様でした。