今日は、焼津市からの委託を受け、『建築よろず相談』の相談員を、M先生と共に務めてきた。
この建築よろず相談は、市民相談室で月に一度、地元建築士による建築に関する無料相談を行っているもので、毎月第2火曜日の13:00~16:30まで開かれている。
大震災後、初めての相談日と言うことで、多くの方が相談に訪れるかも知れない?と、密かに心の準備をしてきたものの、結局来場者は書類の提出場所を間違えて訪れた1名のみ・・・
土地の探し方から、助成金の申請方法、設計事務所や施工業者の見つけ方等々、色々と有効なアドバイスを“無料”で受けられるのに、もったいない話だ。
もっとも、ポッカリと空いた3時間半のお陰で、M先生と多岐に渡るお話しをすることができた。
特に、地震対策には『取り敢えず、最初の揺れで壊れない建物を造る。そして、津波が来る前に逃げる!』といった割り切りが必要という考え方には、目から鱗が落ちた。
自分的には、津波の高さを10mと想定して、最低でもRC3階建てを・・・と考えていたが、津波避難施設さえ確保されていれば、自分の家にはコストをかけず、津波に流されたらまた建てるといった、自然とは正面切って闘わない考え方も有りかな?と思ってしまった。
何れにせよ、折角の制度が活用されていないのはもったいない話だ。
Yahoo知恵袋みたいなイメージで、市民と建築士が繋がるような仕組みにも挑戦してみたい。
それにしても、耳をダンボにして聞いていた、背中合わせの『消費者相談』は、千客万来。
消費者金融やクレジットカード、友達への借金等々、よくもこんなに多くの相談事があるものかと驚いてしまった。
日本の前に広がる暗闇は、想像以上に暗いのかも知れない・・・
明るく行くぞ~!
おぉ~!
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