アン・ビョンギ監督の『ボイス』より以前の作品だ。それなのに『ボイス』よりも怖いのだ。同じように音を重要視したホラーになっていて、何度もドキリとさせられた。ストーリーをとにかくサスペンスタッチに仕上げようと努力はしているものの、回想シーンと現在のシーンの区別がつきにくいのでわかりにくくもある。どちらかと言えば日本の怪談の雰囲気があるなぁ・・・
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意識を回復したテジンの身体は彼自身であったが、兄の精神が憑依したかのごとく、家具作りを始める。そして何よりも兄嫁のウンスを愛していたのだ。イ・ビョンホンの二役とも言える演技にとても満足。映画館の中は95%までがマダムで占めていたのだが、さすがに彼の演技力を目の当たりにして静まり返っていた。
映画の作りとしてはある程度納得がいくのだが、間の取りかたがテレビドラマ風なのだ。その結果、緊張感を生むシ . . . 本文を読む