次の満月、血の色が黄色に褪せるまで・・・とりあえず休戦だ。
暗い背景の中にはためく血に染まったシャツ、突然映し出される大写しの月、地から手が生えて出たような朽ちかかった木のブランコ、等々。これらの映像が突拍子もなく登場するが、映画に妙に合っていて溶けこんでいるのです。ブラジル映画なのに、どちらかというとヨーロッパ的な映像なのですが、荒涼とした大地である“魂の川”の乾ききった空気が漂ってくるほど . . . 本文を読む
ゲバラが医学生だったという事実さえ知らなかったし、どこの国の革命家だったのかも知らないほど勉強不足な自分。単なる“革命家の伝記”映画ではなく、ゲバラの医学の道から一転して革命家へと進路を変える人生の転機となった旅の断片映画なのだ。 . . . 本文を読む