お願いします！

　まちなかから映画館が消えようとしている。
　全国各地で映画館の閉鎖が相次いでいます。
　そしてココ、石川県でも危機的状況にあります。

　新しくオープンする大手シネコンも設備やサービスなど、たしかにいいものはあるかもしれません。だけど、上映されるハリウッド映画や邦画メジャー作品をとってみても、同じ映画を上映するだろうし、他のシネコンとの差別化はなかなかできないように思います。どれだけ多くのシネコンが誕生しても、ミニシアターが無くなれば県内で観ることのできる映画は年間200本以下（kossyによる推測）。う～これは痛い。商業主義に則らないような単館系作品が全く観れなくなりそうです。

　文化庁の支援に関してもようやく映画を芸術として扱ってくれるようになり、映画などのメディア芸術に力を入れてますけど、映画の上映に関しては東京以外は全く手付かず。このままだと地方在住者にとっては映画受難の時代となるかもしれません。

　金沢にあるシネモンドはシネコン乱立状態の中、北陸唯一のミニシアター館であることを謳っています。街の中にあるため、駐車場の問題もあり、入場者が爆発的に増えるのも難しいのかもしれません。以前はこの地域に映画館が10数館あったのですが、今ではシネモンドだけなのです。中心街の109の中にあるため、家賃も高いらしく、赤字の累積も相当なもの。このままだと年内には立ち退かねばならないほど差し迫った状況にあるらしいのです。

　そこで、経営者の土肥さんは考えました。フランス、ドイツ、他の国々でも公設民営の映画館が多いことから、金沢コミュニティシネマ推進委員会では、金沢のまちにより豊かな映画環境を求め、維持していく方法として、「コミュニティシネマ＝公設民営映画館」という考えを提案しています。（HPコミュニティシネマとは？）
　もし、自治体がこの考えを受け入れてくれると、今後は全国規模で公設民営映画館が誕生することになるでしょう。全国の先駆けとして金沢を地方映画文化の街にしていきたいものです。
　賛同された方はぜひ署名もしくはインターネット署名をお願いいたします。署名が目標枚数に達したら金沢市に交渉開始です！

金沢コミュニティシネマ推進委員会topページ下の「署名をお願い」をクリックして署名ページへ（個人情報は厳重に管理）。
　もしくは、直接署名フォーム
※確認したところ、北陸在住の方でなくてもOKということでした！


　署名を集める際に、少数派ですが「たかが映画のために税金投入？」という意見もありましたけど、もっとつまらないものに国や自治体が公的資金投入している事実を挙げると納得していただきました（笑）