ソ連のアフガン侵攻を止めたのはランボーじゃなかったのか・・・
なんとも評価しにくい映画。「たったひとりで世界を変えた本当にウソみたいな話。“Based On The True Story”」といったキャッチコピーも皮肉がこめられていて、アメリカの反省を感じさせる内容だと想像していたけど、「最後にしくじった」という締めくくりの言葉にしても学校を建てるための100万ドル捻出ができなかっただけのこと。どうもしっくりこない。
CIAのガスト(フィリップ・シーモア・ホフマン)が悟ったようにチャーリー(トム・ハンクス)に言ってた“塞翁が馬”のような逸話はあくまでもアメリカ視点の発想だし、単に武器を供与したことが原因であるかのように扱ってるのがパンチ力に欠ける。インフラ整備するにしても、独善的なのではないでしょうか・・・キリスト教、ユダヤ教、イスラム教が手を組んだという構図が面白かっただけに、そこまでオチをまとめられなかったのが残念だった。まぁ、将来は互いの関係も好転する可能性があるので結論づけられないのは確かですが・・・
そう考えてみると、結局は英雄としてのチャーリー・ウィルソンが浮かび上がるだけで、反共で極右のジョアン(ジュリア・ロバーツ)さえ英雄の立役者となった善玉であるかのような印象が残る。さらに、最後は失敗だったけどその功績を評価するなんてのは、武力に対しては武力で対抗することがあたかも正義であるかのように錯覚してしまう。現在のアメリカを想うと風刺は効いてるものの、アメリカ保守派の人間も喜びそうな映画になってしまってる。アメリカだってソ連と同じようなことをしてるってのに・・・
アメリカがアフガニスタン侵攻したという事実がなければ評価できたのですが、こうしてチャーリーそのものを否定するかのような映画を期待していた心は見事打ち砕かれました(逆説的だとも考えられるけど、そんな政策意図があったとしても映画には反映されてないと感じる)。それでもフィリップ・シーモア・ホフマンの演技には満足できたし、冷戦当時の様子も勉強になったし、見るべきところはあった。
★★・・・
なんとも評価しにくい映画。「たったひとりで世界を変えた本当にウソみたいな話。“Based On The True Story”」といったキャッチコピーも皮肉がこめられていて、アメリカの反省を感じさせる内容だと想像していたけど、「最後にしくじった」という締めくくりの言葉にしても学校を建てるための100万ドル捻出ができなかっただけのこと。どうもしっくりこない。
CIAのガスト(フィリップ・シーモア・ホフマン)が悟ったようにチャーリー(トム・ハンクス)に言ってた“塞翁が馬”のような逸話はあくまでもアメリカ視点の発想だし、単に武器を供与したことが原因であるかのように扱ってるのがパンチ力に欠ける。インフラ整備するにしても、独善的なのではないでしょうか・・・キリスト教、ユダヤ教、イスラム教が手を組んだという構図が面白かっただけに、そこまでオチをまとめられなかったのが残念だった。まぁ、将来は互いの関係も好転する可能性があるので結論づけられないのは確かですが・・・
そう考えてみると、結局は英雄としてのチャーリー・ウィルソンが浮かび上がるだけで、反共で極右のジョアン(ジュリア・ロバーツ)さえ英雄の立役者となった善玉であるかのような印象が残る。さらに、最後は失敗だったけどその功績を評価するなんてのは、武力に対しては武力で対抗することがあたかも正義であるかのように錯覚してしまう。現在のアメリカを想うと風刺は効いてるものの、アメリカ保守派の人間も喜びそうな映画になってしまってる。アメリカだってソ連と同じようなことをしてるってのに・・・
アメリカがアフガニスタン侵攻したという事実がなければ評価できたのですが、こうしてチャーリーそのものを否定するかのような映画を期待していた心は見事打ち砕かれました(逆説的だとも考えられるけど、そんな政策意図があったとしても映画には反映されてないと感じる)。それでもフィリップ・シーモア・ホフマンの演技には満足できたし、冷戦当時の様子も勉強になったし、見るべきところはあった。
★★・・・
チャーリーは、酒と女好き、スキャンダルをかわし続け、あのテキサス州で6期連続当選、議員全員に恩を売っているという、アクの強そうな人物なのに…トム・ハンクスは好人物過ぎて…ビリー・ボブ・ソーントンなど、いかがでしょう?
加えれば、ジョアンももっと強そうな女優に
なんだか観たいとも思えない映画だったので、逆に期待もしてたんですけど・・・やっぱりだめでした~
>hanako様
ビリー・ボブ!いいかも。
そっか、トム・ハンクスみたいな善人そうな俳優だったからイメージもおかしくなったのかも~~本物の写真を見るとすごく似てるので、製作者サイドはしてやったりと思ったんでしょうけど・・・
実在の人物のしがらみってこともあるかもしれませんね。悪く描こうにも描ききれない・・・
締めくくりのテロップによって皮肉をこめた内容になってるけど、武力による解決という根本姿勢は変わりませんからね・・・アメリカにも困ったものだ。
気になってネットを調べてみたんですけど、『チャーリーズ・エンジェル』のTVドラマがスタートしたのは76年だし、なんだか眉唾かなぁ。
今ひとつ最後のとこで本気に取り組んでなかったんとちゃう?
今ごろ言うたって遅いわ!ボケ!!と思いました~。
テキサス州で6番目の金持ちですもんね~100万ドルくらいポイっと・・・結局、彼女はソ連が嫌いなだけで、現地人を助けるなんてのは二の次だったってことなんでしょう。ま、チャーリーはどう思ってたのかわからないけど・・・
色んな歴史が9.11で価値観が変わったというか、アメリカ人って面白い。
9・11はほんとは彼のせいじゃないんだろうけど、その点は自虐的に描いてあったのでよかったのかなぁ。
継続は力なりって言葉は考えてもみなかったんでしょうね。
飛行機やヘリを追撃し、ソ連軍を撤退させたことに、歓喜に湧く兵士もいたが、全予算を難民救済につかっていたら…どうなっていただろう?
冷戦時代だったにしても、経済制裁という方法はとれなかったのだろうか?
秘密予算とはいえ、イチ下院議員がこんな巨額な予算・税金を使用できることを、アメリカの国民は知っているのだろうか?
介入していなければ、当初の目論みどおり、ソ連軍の兵や弾薬が底を突き、ソ連軍は撤退していたのだろうか?
タラレバを言っても仕方ないが、傲慢すぎるアメリカの介入がもたらす二次、三次被害は計り知れない。
9・11を経験してもなお、老師の話を引用し、どうかのう?などとヌルいセリフや、テロップで、さらなる悲劇を招いたと、あやふやなことを付け加える神経も信じらない。
いくら正しいと信じ行ったことだとしても、この議員を称賛・賛美するのは間違ってると思いました。
出演者達の演技は確かに良かった。けれど、この議員を好きになるに違いないと評している映画評論やコラムもあり、驚きました。