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サーフズ・アップ

2007-12-17 21:27:43 | 映画2007
 ピクサーでもドリームワークスでもないSPEアニメ。

 冒頭からインタビュー形式で始まるドキュメンタリータッチのアニメ?と、不思議な感覚に包まれる。そういえばサーフィン映画にはドラマもあるけどドキュメンタリーも多いし、そうした映画をオマージュしていたのかもしれません。山下達郎の曲をフィーチャーした『ビッグウェイブ』もあったし、サーフィン映画はBGMも重要な要素。それを考えると、少し物足りなかった・・・

 主人公コディはイワトビペンギン。『皇帝ペンギン』『ハッピーフィート』に続きペンギン映画でもありますが、そのペンギンが伝説のサーファー“BigZ”に憧れて、ペングーアイランドで催される大会に参加する物語。ペンギンは泳ぐのも得意なんだし、何もサーフィンさせなくてもいいじゃないか・・・と冷ややかな目で見ていたのに、いつしかその違和感も全くなくなりました。

 サーファーのサクセスストーリーだとか、迫力ある波乗りシーンを中心にしたものとか、そんな先入観も打ち砕かれるほど、意外な展開・・・というより、単なる友情物語でした。生きていく目標が大会で優勝することだなんてつまらないこと。サーフィンは楽しむものなんだ、と隠遁生活を続けていたギークは説く。コディはそれを理解できず、ライバルに勝つことばかり考えていたけど、技術的なことも教えてもらえないので焦るばかり。

 なぜかペンギンだけの物語ではなく、大会にも出場するチキンのジョーも物語の中心にいる。もちろんドキュメンタリー風なので、陰では常に人間が彼らを撮影しているはず。どういう趣旨で作られたのか・・・対象年齢がさっぱりわからない内容です。それでも最後にはウルっとさせられ、勝つことが大切じゃないんだと納得させられる。いい映画だったのかな・・・

★★★・・

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2 コメント

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TBどうもです! (しゅぺる&こぼる)
2007-12-20 20:10:29
>意外な展開・・・というより、単なる友情物語でした
そうですね、そういう設定が「カーズ」に似ていると
思いました。
とにかくリラ~クス♪ってことが重要ですね。(笑)
肩に力入って空まわりなコディ他、出てくるキャラクターが丁寧に作られてると感じました。
チキン・ジョーがお友達になる原住民?がいい味出してましたね~(笑)
音楽的な面では同じペンギンの「ハッピィー・フィート」のほうがよかったかな。
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音楽 (kossy)
2007-12-20 22:56:59
>しゅぺる&こぼる様
『カーズ』にも似てましたよね~
勝つことが全てじゃない。金が全てじゃない。子どもにもわかりやすいテーマはハリウッドアニメの定番になりつつあるのでしょうか。
キャラクターではチキン・ジョーが最高でしたけど、あれくらい呑気に生きていけるってのもうらやましいことです。原住民たちにも好かれるんですから・・・
『ハッピーフィート』はサントラを買おうと思ったけど、DVDを買っちゃいました(汗)
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