秒速5センチメートルは時速になおすと0.18km/hだ。
『雲のむこう、約束の場所』でも透明感のあるアニメーションを楽しませてくれた新海誠監督作品。小学校の卒業と同時に転校によって離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里が中学生となり、今度は貴樹が鹿児島に転校することになり、その前に再会しておこうという第1話「桜花抄」。種子島で高校生活を送る貴樹に憧れるサーファー少女の視点から描いた第2話「コスモナウト」。そして、大人になった2人を描いた第3話「秒速5センチメートル」という三部構成となっている。
第1話は携帯電話がない時代。東京から栃木までという距離感も中学生にとってはかなりの冒険なのだろうか、ケータイさえあれば大雪による電車の遅れも問題がないのに・・・などと感じながらも焦燥感高まる貴樹の心が伝わってきて、電車に閉じ込められる閉塞感や不安感よりも駅で待つ明里の心配をする優しさに男を感じた。駅構内、電車内の描き方が妙にリアルだったので、台風によって足止めを食ったことを思い出してしまうほどでした。
情熱的だった第1話から一転して、第2話では弓道に打ち込む純情そうな高校生になった貴樹。その貴樹に恋焦がれる同級生の女子高生花苗の視点で描かれてますが、こちらも告白すらできない純情サーファー少女。卒業後の進路も決まらず、種子島でのロケット発射を描きながらも、ロケットのように未来に向かって飛び立つことすらできない内気な心が対照的。彼女の将来が気になりつつも第3話へ・・・
ゆっくりと落ちてゆく桜の花びら。手を伸ばせば届きそうなところにある愛であっても、なかなか思うようにいかない。誤解だとかすれ違いだとか、せつない失恋の思い出が走馬灯のようによみがえってくるような過去映像のカットイン。そして、山崎まさよしのプロモーションビデオでもあるかのように「One more time,One more chance」が効果的に使われ、その歌詞をしみじみと味わい、聴き入ってしまう。急行待ち踏切あたりではいつでも思い出しそうです・・・一旦停止違反で反則キップを切られたことを・・・
★★★★・
『雲のむこう、約束の場所』でも透明感のあるアニメーションを楽しませてくれた新海誠監督作品。小学校の卒業と同時に転校によって離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里が中学生となり、今度は貴樹が鹿児島に転校することになり、その前に再会しておこうという第1話「桜花抄」。種子島で高校生活を送る貴樹に憧れるサーファー少女の視点から描いた第2話「コスモナウト」。そして、大人になった2人を描いた第3話「秒速5センチメートル」という三部構成となっている。
第1話は携帯電話がない時代。東京から栃木までという距離感も中学生にとってはかなりの冒険なのだろうか、ケータイさえあれば大雪による電車の遅れも問題がないのに・・・などと感じながらも焦燥感高まる貴樹の心が伝わってきて、電車に閉じ込められる閉塞感や不安感よりも駅で待つ明里の心配をする優しさに男を感じた。駅構内、電車内の描き方が妙にリアルだったので、台風によって足止めを食ったことを思い出してしまうほどでした。
情熱的だった第1話から一転して、第2話では弓道に打ち込む純情そうな高校生になった貴樹。その貴樹に恋焦がれる同級生の女子高生花苗の視点で描かれてますが、こちらも告白すらできない純情サーファー少女。卒業後の進路も決まらず、種子島でのロケット発射を描きながらも、ロケットのように未来に向かって飛び立つことすらできない内気な心が対照的。彼女の将来が気になりつつも第3話へ・・・
ゆっくりと落ちてゆく桜の花びら。手を伸ばせば届きそうなところにある愛であっても、なかなか思うようにいかない。誤解だとかすれ違いだとか、せつない失恋の思い出が走馬灯のようによみがえってくるような過去映像のカットイン。そして、山崎まさよしのプロモーションビデオでもあるかのように「One more time,One more chance」が効果的に使われ、その歌詞をしみじみと味わい、聴き入ってしまう。急行待ち踏切あたりではいつでも思い出しそうです・・・一旦停止違反で反則キップを切られたことを・・・
★★★★・
こりゃ、DVDは買いかなぁ~
なんだかずっと手元に置いておきたい気分。
この映画ほど山崎まさよしの歌がフィットするものはありませんよね!踏切のシーンが忘れられません・・じわ~
雰囲気が切なくて。あんな気持ち、もう味わえない…と思っていたから、なおさら染みました。>私にだって青春はありましたもの。(笑)
山崎まさよし、あんまり好きじゃないんですけど、許しました。(^^;) TBありがとうございました。
そうそう、遠く過ぎ去った青春時代。かなわなかった恋ほど懐かしく思うもの・・・
どうせかなわなかったんだから、思いっきり美化してしまえばいいんです(笑)
山崎まさよしはいい曲を作るんですよね~声は好きじゃないんだけど・・・
コブクロの『風』も合いそう。
携帯は落とすとか。。
桜・失恋・未練の歌は多いので、他にもありそうですね(笑)
さて、『君にしか聞こえない』でも感じたのですが、主人公が孤独でネガティブ。
転校生で読書好きだから?いじめ?流行り?社会問題?
子供は新しい出会いに期待して欲しい。
出会いは素晴しい。
自分と異なるモノと交流し、柔軟な心で吸収し、成長して欲しい。
そして、別れも丁寧に描いて欲しい。
出会いと別れ両方大切なこと。
三話は明里の中学~婚約、四話は再会~貴樹の再生が観たかったです。
最近は一曲の歌からイメージして作られる映画が結構多いですね~
その歌が好きじゃなかったら、その時点でダメかもしんないけど、好きだったらいい!
桜とか失恋・・・暗いといえば踏切も・・・でも曲調は暗くないんですよね。
まぁ、失恋を歌ったものではありますけど、未練たらしくずっと生きていくわけじゃなく、これで踏ん切りがついたんだと俺は解釈してるんです。歌詞の内容をよく聞いてなかったからかなぁ・・・
全作共通点は、思春期に、心を通わせ合った異性がいて、時空に阻まれること。
音(水・風・虫や鳥の鳴き声、草・足音・蛍光灯のノイズさえ)が、とにかくリアルで細かいこと。
雲・空の先に宇宙を感じること。
自転車置き場、コンビニ、駅・踏み切り・携帯は必須アイテム(笑)
そして・・今作が一番現実的。
フクスイボンニカエラズ
イチゴイチエ
女心と秋の空
もう一度はない。
(人によりますが)
懐古・執着するより、今を大切に。
と・・感じました。
なんだか凄い勢いで鑑賞本数を増やしていませんか?
たしかに共通項が見つかりますね~
雲・星・空気・・・愛を阻むものは身近にもいっぱいある中で、距離感を絶妙に演出してあるんですよね。
思春期の淡い恋心を映像化するにはピッタリの題材なのかもしれませんね。
男の方がロマンチックだなんてよく言われるけど、昔を思い出して涙するってのもいいものですよ・・・なわけないか・・・
DVD鑑賞なので、人気作品はTBが多く、コメント記入欄が表示されず、TBできないだけなのです。
メーカーに問い合わせても、ダメでした。
が!最近、対策が閃きまして、TBできる作品が増えました。
ご迷惑かもしれませんが、お許し下さいませ(涙)
さて、過去の恋愛は、私も思い出します。。
でも、本作は、路地裏、人混み、いるはずのない所で、探すのは、明らかに、失恋中モード。
失恋中モードで、似た人を探したり、寂しさを紛らすために付き合う=代役は、寂しさを倍増するだけ。
だから、1000通のメールで1センチ。
ロマンチストではなく、愚か者・失礼なヤツです。
コメント記入欄・・・そうでしたか~携帯だと難しいですよね。
俺は携帯ってほとんど使ってないのでよくわかりませんが・・・
そうかぁ、愚か者で失礼な奴だったのか・・・
ちょっと思い出せないでいるのですが、彼は彼女に会おうとしたんでしたっけ?
ま、多分俺も愚か者と言われそうなので、つっこまないでくださいね(汗)