全裸歌手が面白かった。
チャーリー・ブラウンこと佐藤佐吉が「そんな無茶な!」と唸った企画にポンっと100万円を出資して、4人の監督に撮らせたオムニバス作品。クサレ映画やオサレ映画に敢然と立ち向かった、それこそ無茶な企画なのです。たしかにタイトルや企画を聞いたら観てみたくなるような作品なのかもしれない・・・1)彼女が歌う理由、2)おばあちゃんキス、3)東京ゾンビ外伝、4)アブコヤワ。2以外は佐藤佐吉自ら出演。
○無茶その1:全裸歌手のドキュメンタリーを撮りたい!
監督:本田隆一
言ってみればヤラセのドキュメンタリー。全裸歌手髑髏(しゃれこうべ)ミチは新宿ゴールデン街で歌ってるという噂があったらしいのですが、いきなり彼女の部屋でインタビューし始めるのです。生意気な態度とどこかいっちゃってる感じの普通の子。やり取りの面白さの後、迷曲「しまうま」を聞かせてくれる。全裸になることと世界平和がどういう関係かも説明できないうえに、「しまうま」でぶっ飛んだ歌の披露なのです・・・終盤の路上ライブでは思わぬハプニングが!オチも利いていて、なかなか面白い。100万円のほとんどは彼女のギャラか?
○無茶その2:おばあちゃん同士の純愛を撮りたい!
監督:井口昇
おばあちゃんのタネさんがキヌさんと出会い、なぜだか妖しい雰囲気になってしまう。映像テクニックとか、編集とか、なかなか上手く出来ているのに、3人のおばあちゃんの素人臭さがバランスを崩している。どうせなら映像も素人っぽく撮れば面白かったのかも・・・無理か。それにしても、素人のおばあちゃん達はがんばってキスしてたなぁ・・・
○無茶その3:原作者自らの監督・主演で『東京ゾンビ』をリメイクしたい!
監督:花くまゆうさく
今回が初監督の漫画家花くまゆうさく。さすがに学生自主制作の域を出ない。しかし、その稚拙さの中でゾンビを演ずる俳優が頑張っていたかもしれない。その中でもインパクトが強かったのが中村靖日演ずるピノキオ。スプラッターはちょいと強烈。
○無茶その4:製作費を全額宝くじにつっこみたい!
監督:真利子哲也
佐吉さん、こんなのに100万円渡してもいいんですかい?と、いきなり心配になってくる監督本人のドキュメンタリー。家族の反対する様子や、いざ100万円分の宝くじ購入する際の逡巡が面白くもあるけど、もうひとつ何かが欲しかった。ラストはよくわかんない・・・
製作費が安くても面白い映画であればいい!という気もしてくるけど、入場料の設定に不満をもらす人も出てくるかもしれません。どのくらいの興行収入があるのか知りませんけど、次回作があるのなら、是非1本200万円くらいは投資してもらいたい。
(敢えて採点せず・・・)
チャーリー・ブラウンこと佐藤佐吉が「そんな無茶な!」と唸った企画にポンっと100万円を出資して、4人の監督に撮らせたオムニバス作品。クサレ映画やオサレ映画に敢然と立ち向かった、それこそ無茶な企画なのです。たしかにタイトルや企画を聞いたら観てみたくなるような作品なのかもしれない・・・1)彼女が歌う理由、2)おばあちゃんキス、3)東京ゾンビ外伝、4)アブコヤワ。2以外は佐藤佐吉自ら出演。
○無茶その1:全裸歌手のドキュメンタリーを撮りたい!
監督:本田隆一
言ってみればヤラセのドキュメンタリー。全裸歌手髑髏(しゃれこうべ)ミチは新宿ゴールデン街で歌ってるという噂があったらしいのですが、いきなり彼女の部屋でインタビューし始めるのです。生意気な態度とどこかいっちゃってる感じの普通の子。やり取りの面白さの後、迷曲「しまうま」を聞かせてくれる。全裸になることと世界平和がどういう関係かも説明できないうえに、「しまうま」でぶっ飛んだ歌の披露なのです・・・終盤の路上ライブでは思わぬハプニングが!オチも利いていて、なかなか面白い。100万円のほとんどは彼女のギャラか?
○無茶その2:おばあちゃん同士の純愛を撮りたい!
監督:井口昇
おばあちゃんのタネさんがキヌさんと出会い、なぜだか妖しい雰囲気になってしまう。映像テクニックとか、編集とか、なかなか上手く出来ているのに、3人のおばあちゃんの素人臭さがバランスを崩している。どうせなら映像も素人っぽく撮れば面白かったのかも・・・無理か。それにしても、素人のおばあちゃん達はがんばってキスしてたなぁ・・・
○無茶その3:原作者自らの監督・主演で『東京ゾンビ』をリメイクしたい!
監督:花くまゆうさく
今回が初監督の漫画家花くまゆうさく。さすがに学生自主制作の域を出ない。しかし、その稚拙さの中でゾンビを演ずる俳優が頑張っていたかもしれない。その中でもインパクトが強かったのが中村靖日演ずるピノキオ。スプラッターはちょいと強烈。
○無茶その4:製作費を全額宝くじにつっこみたい!
監督:真利子哲也
佐吉さん、こんなのに100万円渡してもいいんですかい?と、いきなり心配になってくる監督本人のドキュメンタリー。家族の反対する様子や、いざ100万円分の宝くじ購入する際の逡巡が面白くもあるけど、もうひとつ何かが欲しかった。ラストはよくわかんない・・・
製作費が安くても面白い映画であればいい!という気もしてくるけど、入場料の設定に不満をもらす人も出てくるかもしれません。どのくらいの興行収入があるのか知りませんけど、次回作があるのなら、是非1本200万円くらいは投資してもらいたい。
(敢えて採点せず・・・)
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