ロード・ムービーとかバディ・ムービーとか言われてオスカーも獲ったけど、完全に“音楽映画”とジャンル分けしたくなる作品でした。とにかく、人種差別が根強く残るアメリカ南部への演奏旅行に出た理由は?と、興味津々でストーリーに引き込まれてしまう。“Deer”じゃなくて“Dear”だ!と、中学生のための英語講座まで用意してくれてるし、辛辣な差別問題の裏で笑いどころも満載だった。
極端なレイシストもいるし、「規則だから」と黒人を入れないホテルやレストランもある。ドク・シャーリーはニューヨークを中心に演奏活動していれば優雅に暮らせているはずなのに、敢えて南部へのコンサートツアーへと向かう。カーネギーホールの上層階で成金趣味のごとく装飾された部屋には驚きだったが、既に成功しているピアニストなのだ。一方の雇われたトニー・リップも若干の差別主義者だったのだが、ドクの音楽に触れるうちに心を許すように変化していく。ガサツで大食いというトニーの性格も見ていて飽きないし、金持ち相手にお高くとまっているドクにしてもステージを降りると孤独を抱えている男なのだ。
昨年亡くなったアレサ・フランクリンを話題にする車の中。音楽魂に火がついたかのごとく、クラシックをモチーフにしたジャズ演奏に何かやってくれる気がした。冷静な顔をするドクにもロックンロール、ブルース、ほらメラメラと燃え上がってきた。それがいつ爆発するのかと、それだけが楽しみになってきます。スタインウェイにもこだわりを見せていたのに、場末のバーではオンボロピアノに向かってクラシック。そこでバンドのメンバーが・・・ここで涙腺決壊!
手紙、翡翠、銃、警察等々、伏線という伏線が全て生きてくる。二人の心が近づいてゆく過程も面白い映画ですし、ロバート・ケネディやナット・キング・コールなど見終わってからググりたくなること必至のウンチク満載映画でした。
★★★★★
極端なレイシストもいるし、「規則だから」と黒人を入れないホテルやレストランもある。ドク・シャーリーはニューヨークを中心に演奏活動していれば優雅に暮らせているはずなのに、敢えて南部へのコンサートツアーへと向かう。カーネギーホールの上層階で成金趣味のごとく装飾された部屋には驚きだったが、既に成功しているピアニストなのだ。一方の雇われたトニー・リップも若干の差別主義者だったのだが、ドクの音楽に触れるうちに心を許すように変化していく。ガサツで大食いというトニーの性格も見ていて飽きないし、金持ち相手にお高くとまっているドクにしてもステージを降りると孤独を抱えている男なのだ。
昨年亡くなったアレサ・フランクリンを話題にする車の中。音楽魂に火がついたかのごとく、クラシックをモチーフにしたジャズ演奏に何かやってくれる気がした。冷静な顔をするドクにもロックンロール、ブルース、ほらメラメラと燃え上がってきた。それがいつ爆発するのかと、それだけが楽しみになってきます。スタインウェイにもこだわりを見せていたのに、場末のバーではオンボロピアノに向かってクラシック。そこでバンドのメンバーが・・・ここで涙腺決壊!
手紙、翡翠、銃、警察等々、伏線という伏線が全て生きてくる。二人の心が近づいてゆく過程も面白い映画ですし、ロバート・ケネディやナット・キング・コールなど見終わってからググりたくなること必至のウンチク満載映画でした。
★★★★★
油ギッシュなハンドルありますよね!
仕事上、色んな車に乗ったりすることもあったので、常にタオルを持ってたりしました😅
見ただけで油ギッシュな作品でした(笑)
骨が土に帰るとか、小ネタ満載でしたよね(笑)
1年くらいしたら、もう一度観たくなるような映画でした!
ちなみにサントラ買いました❗
トニーとドクの性格に違いも面白かったし少しずつ距離が縮まっていく過程もよかったです。
ケンタッキー食べながらの運転はあの後運転したくないなーって思いました 笑
ラストの嫁のセリフでモアハッピーエンドでしたね。