サウナといえばフィンランド。ヴィゴ・モーテンセンといえばデンマーク。
主人公たちはロシア語と英語のチャンポンだし、一体ここはどこ?と、飛び込み鑑賞だったため異国の地に放り出されたような心境となりました。おまけにチェチェン人やらグルジア人やらが登場して、ヨーロッパの国名が飛び交っている。ようやく、ロシアン・マフィアが暗躍するイギリス版『ゴッドファーザー』の雰囲気になると、この映画の趣旨がわかってきた・・・
クローネンバーグ作品の印象といえば、変態チックで難解ではあるけど、人間の鬱屈した本性を見せられている気分になって、結局のめり込んでしまう。『ヒストリー・オブ・バイオレンス』ではさらに社会派要素まで加わって一級のサスペンスにもなっていた。首を切るというおぞましい描写、どこまで主人公のモーテンセンを落としてくれるのかと別の意味でドキドキしていたら、なんとクライマックスではサウナでの全裸格闘シーンというサプライズを持ってきた・・・
興味深い点は、ロシアのヤクザはナイフしか使わないこと。そして、刺青で悪の経歴がわかり、身元も推し量ることができること。ヤクザが履歴書を書くわけにもいかず、「黙って俺の体を見ろってんだ!」と言わんばかりにパスポート感覚で彫りまくっている。これも見事な伏線とはなっていました。
アカデミー賞等にモーテンセンがノミネートされるほど俳優陣の演技は良かった。せっかく“法の泥棒”のファミリーとして認められたのに、結局は裏切られるという裏社会の非人道的なところも重々しく、映像よりもそのストーリーにノックアウトされる。だけど、「実は潜入捜査官だった」というどんでん返しは想定内だったし、その後の展開もハッピーエンドに向かわせたいのか破滅へと導きたいのかさっぱりわからない。あの赤ん坊にしても、クリスチーヌなのかどうかはわからないのだ。とにかく、潜入捜査官である必要性が全くない映画なのに・・・さては策に溺れてしまったか。
★★★・・
主人公たちはロシア語と英語のチャンポンだし、一体ここはどこ?と、飛び込み鑑賞だったため異国の地に放り出されたような心境となりました。おまけにチェチェン人やらグルジア人やらが登場して、ヨーロッパの国名が飛び交っている。ようやく、ロシアン・マフィアが暗躍するイギリス版『ゴッドファーザー』の雰囲気になると、この映画の趣旨がわかってきた・・・
クローネンバーグ作品の印象といえば、変態チックで難解ではあるけど、人間の鬱屈した本性を見せられている気分になって、結局のめり込んでしまう。『ヒストリー・オブ・バイオレンス』ではさらに社会派要素まで加わって一級のサスペンスにもなっていた。首を切るというおぞましい描写、どこまで主人公のモーテンセンを落としてくれるのかと別の意味でドキドキしていたら、なんとクライマックスではサウナでの全裸格闘シーンというサプライズを持ってきた・・・
興味深い点は、ロシアのヤクザはナイフしか使わないこと。そして、刺青で悪の経歴がわかり、身元も推し量ることができること。ヤクザが履歴書を書くわけにもいかず、「黙って俺の体を見ろってんだ!」と言わんばかりにパスポート感覚で彫りまくっている。これも見事な伏線とはなっていました。
アカデミー賞等にモーテンセンがノミネートされるほど俳優陣の演技は良かった。せっかく“法の泥棒”のファミリーとして認められたのに、結局は裏切られるという裏社会の非人道的なところも重々しく、映像よりもそのストーリーにノックアウトされる。だけど、「実は潜入捜査官だった」というどんでん返しは想定内だったし、その後の展開もハッピーエンドに向かわせたいのか破滅へと導きたいのかさっぱりわからない。あの赤ん坊にしても、クリスチーヌなのかどうかはわからないのだ。とにかく、潜入捜査官である必要性が全くない映画なのに・・・さては策に溺れてしまったか。
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最近、サウナに入ってないkossyです。
人身売買などの社会派要素はともかく、サウナという人間が無防備になる空間は怖い場所でもあるんですよね。被害に遭わないように体力をつけなきゃ・・・と運動不足を嘆くkossyです。
サウナで全裸での乱闘ですから…見えていたとは思いますが…あまり気にしていませんでした。
星はこのためか~とか、
50才だから、動きが鈍くても、自然に見える場所を選んだのかな~とか、
ロンドンのサウナは広いな、何度くらいなんだろうとか、
思っていたら、終わっていました。(笑)
そういや日本でも人身売買や臓器移植の映画が作られた年でした。
どちらの映画もキネ旬ベストテンに入ってたのかな??深刻な問題をじわじわと見せてくれましたよねぇ。
劇場で観るとサウナでの格闘シーンは一切モザイクなし!DVDはどうだったんでしょうか・・・
早速、借りなくちゃ!と思いました。
今作の内容はアリガチでしたが、キャラもキャステも、すごく魅力的でした。
ナオミ・ワッツの燐とした美しさがよかった。
助産婦としての倫理観・
流産経験による子供へのこだわり・
父親の形見を大事にする情の深さ・
14才の少女の死を悼み犯罪を憎む正義や優しさ・
全てが自然でした。
そして、ヴィゴ・モーテンセンの色気!いい!
でも、50才…遅咲きですね。なんとなく、ダニエル・グレイグとも印象がカブリました。
脇役もどっしりとした安定感がありました。
その中で、ヴァンサン・カッセルの二世の中途半端なコモノぶりもハマッていました。
ロンドンのロシアマフィアによる人身売買。
現状なのか?
売春・麻薬だけなのか?
あの採血で、別件逮捕し、法の泥棒ファミリーを芋づる式に検挙できるはずもなく、このまま潜入操作を続けるようでしたが…
ヒロインを変え、潜入先の組織を変え『ゴッドファーザー』『インファナル・アフェア』のように続編があるのか?
楽しみです。
目のやり場、本当に困りました。でも、どのくらい見えているのかを確認しようと凝視している自分に気付きました(汗)
あれ以上のものはなかなかないかもしれない。『トランスアメリカ』はかなりブラブラさせてたかなぁ。
>mig様
映画を6本観て、ようやく落ち着きました(笑)
オリンピックの感動ってなかなか消えないものですよね。もう特集番組も見ないようにしま~す♪
オリンピックが終わって落ち着きましたか??
また映画レビューお待ちしています☆
何かあったら情報ください。(爆)