映画に生きるべきか、舞台に戻るべきか・・・
めざましテレビのおかげで『アンタッチャブル』へのオマージュシーンには笑うことができました。それにしても、自ら宣伝マンとしてテレビに出ずっぱりの三谷幸喜のパワーはすごい。おかげで映画の楽しみ方もわかり、数々の監督の映画愛を存分に楽しむことができるはず。それに終盤はお子様でも笑えるような内容だったし・・・
冒頭で『ゴッドファーザー』のドン・コルリオーネ風の西田敏行に驚くと、彼がそのままマーロン・ブランドに乗り移ったんじゃないかと錯覚してしまう。そして、『カサブランカ』風の劇中映画や市川崑がそのまま監督役で登場しているし、『ギター弾きの恋』の名場面はそのまんまだし、限りなく映画を愛している情熱が伝わってきたりする。ただ、あまりにも前宣伝でそれを強調しているので、探す楽しみはなくなってるかもしれません。
チョイ役で意外な人物を見かけるのも面白いけど、その辺りは映画ファンというより、テレビをよく見ている人向けなのでしょうか。その中で一番笑えたのは『THE有頂天ホテル』の役そのままで登場した香取慎吾。気付かなかった観客も多かったようなので、最低でもこの前作は観ておいたほうがよさそうです。
俳優のアドリブを許さない徹底して練られた脚本。ボス(西田敏行)の女(深津絵里)を寝とったために幻の殺し屋・デラ富樫を連れてこなければ殺される運命にある備後(妻夫木聡)が映画監督に成りすまし、売れない俳優村田(佐藤浩市)にデラ富樫を演じさせる。撮影だと信じ切っている彼と実際のヤクザの会話が見事にかみ合い、嘘を取り繕う備後が絶妙なのです。会場は笑いの渦。“カット”という名前も最高だ。
毎日撮影(?)終了後に「ラッシュは?」と訊く佐藤浩市。映画用語として知っておきたいラッシュという言葉ではありますが、なりきり俳優が映画を愛するがゆえ自分の仕事を確認したい気持が伝わってくるところ。また、「俳優ってすごいな」と言わせるところで、個々の俳優への敬愛さえも感じるのです。
映画監督を引退し舞台の世界に戻ろうと思っていた三谷幸喜。その心も台詞に表れたりしていますが、結局は出来の良さに満足したおかげで映画界に留まることを決意。まぁ、それも彼流のジョークだったのかもしれませんが・・・
★★★★・
めざましテレビのおかげで『アンタッチャブル』へのオマージュシーンには笑うことができました。それにしても、自ら宣伝マンとしてテレビに出ずっぱりの三谷幸喜のパワーはすごい。おかげで映画の楽しみ方もわかり、数々の監督の映画愛を存分に楽しむことができるはず。それに終盤はお子様でも笑えるような内容だったし・・・
冒頭で『ゴッドファーザー』のドン・コルリオーネ風の西田敏行に驚くと、彼がそのままマーロン・ブランドに乗り移ったんじゃないかと錯覚してしまう。そして、『カサブランカ』風の劇中映画や市川崑がそのまま監督役で登場しているし、『ギター弾きの恋』の名場面はそのまんまだし、限りなく映画を愛している情熱が伝わってきたりする。ただ、あまりにも前宣伝でそれを強調しているので、探す楽しみはなくなってるかもしれません。
チョイ役で意外な人物を見かけるのも面白いけど、その辺りは映画ファンというより、テレビをよく見ている人向けなのでしょうか。その中で一番笑えたのは『THE有頂天ホテル』の役そのままで登場した香取慎吾。気付かなかった観客も多かったようなので、最低でもこの前作は観ておいたほうがよさそうです。
俳優のアドリブを許さない徹底して練られた脚本。ボス(西田敏行)の女(深津絵里)を寝とったために幻の殺し屋・デラ富樫を連れてこなければ殺される運命にある備後(妻夫木聡)が映画監督に成りすまし、売れない俳優村田(佐藤浩市)にデラ富樫を演じさせる。撮影だと信じ切っている彼と実際のヤクザの会話が見事にかみ合い、嘘を取り繕う備後が絶妙なのです。会場は笑いの渦。“カット”という名前も最高だ。
毎日撮影(?)終了後に「ラッシュは?」と訊く佐藤浩市。映画用語として知っておきたいラッシュという言葉ではありますが、なりきり俳優が映画を愛するがゆえ自分の仕事を確認したい気持が伝わってくるところ。また、「俳優ってすごいな」と言わせるところで、個々の俳優への敬愛さえも感じるのです。
映画監督を引退し舞台の世界に戻ろうと思っていた三谷幸喜。その心も台詞に表れたりしていますが、結局は出来の良さに満足したおかげで映画界に留まることを決意。まぁ、それも彼流のジョークだったのかもしれませんが・・・
★★★★・
「ガキの使い」でドロドロに汚れながらも映画宣伝をキッチリしてました。。
ご本人の宣伝の姿勢もそうですが、「古畑」再放送とかTV局のバックアップも多かったですよね。
マジなのかネタなのか「監督引退」の言葉?
やはりネタみたいですね。
今後も邦画界を賑わす作品を作ってもらいたいです!
久しぶりに、映画館で私も笑いましたし、他のお客さんも遠慮なく笑っていました。隣の中年ご夫人は、ツボにはまりっぱなしで、一番大笑いしながら楽しんでました。喜劇の本懐ここにありですね。
残念ながら目利き不足な私は、チョイ役有名人は、半分くらいしか見つけられませんでしたし、他の方のブログを読むまで「黒い101人の女」撮影シーンのパロディに気付きませんでした。あと、2回観ます。
でも、あ~楽しかった!
シネマはにんまりです~~
佐藤浩市かっこええね~~~
いくらなんでも、190回爆笑とは行かないけれど、
映画では滅多に笑えないわたしが、何回も笑ってしまいました。
香取くん、まんまで出てくるから、またウケた。
レスラーは、カウントダウンされたら「1」の手前で本能的に起き上がろうとすると言うけれど、
映画俳優は「カット!」に反応するものなんですねぇ。
何か、素朴に感心してしまいました。
結実したエンターテイメント作品でした!
面白かったぁ~。
慎吾君の登場に爆笑。深っちゃん売り上げ泥棒って・・・。^^;
ってことで、こちらに伺うのもおひさです(笑)
私は香取信吾気がつかなかったです(笑)
気になってるのは、村田とマリが映画を見ているときの後ろのカップル(笑)あれは誰?(笑)
監督のサービス精神が旺盛すぎて、自らネタバレしちゃってるんですね(笑)私は「目覚まし」見てなかったので「アンタッチャブル」はなかなか楽しめました(笑) 乳母車落としてくれたらよかったのに(笑)
めずらしく、初日で見てきたので
思わずコメント・・・・しちゃいます。。
予告や特番であれだけ内容ばらしていたのに
ぜんぜんへーきでした。
大笑いと言うより、始終にやにや。
「カット」には笑えました。
素直に。
「カットと言っていいのは、この人だけ!!」って(笑)。
皆で楽しめるいい作品だと思います。
とにかく佐藤浩市氏で笑わせてもらいました。
めずらしく香取慎吾はわかりましたよ。有名な人がほんとにチョイ役で出てるのでぼけ~と見てられませんねぇ。
私好きじゃない三谷監督作品だったのですが、今回はとても楽しく鑑賞する事ができました。
三谷ファミリーが多く登場する中で新顔の妻夫木と綾瀬がなかなか劇中でも光る演技をみせていたし、ストーリーの題材も最初から有り得ない設定と割り切ったのがある意味良かったです。
めざましテレビは14年やっているけれど、私はずっとズームインなので観た事ありません。フジはドラマ以外ではスポーツ中継ぐらいしかつけないですね。
俺はテレビのバラエティなんて見ないほうなんですけど、それでも目立ちました。
最近は局をあげてのバックアップ態勢が凄いですよね~イオンでも過去作品をワンコイン上映なんてやってましたから、もうお祭り騒ぎでした(笑)
“引退”という言葉はやっぱりネタですよね~そのほうがインパクトあるし・・・
>zazatto様
俺もチョイ役の人たちが全然わかりませんでした。
さすがに香取慎吾はわかりましたけど・・・
笑うもんか~~と、ひねくれた心構えで観てたんですけど、やっぱり周囲が大笑いしてるとつられてしまうものですよね。というか、わざわざ人が多そうな時間帯を選んで行った俺は・・・なんなんだ(汗)
リピートはワンコイン上映を待ちます~♪
>シネマ大好き娘様
大笑いって、かなり自然なんだと気づきました。周りが大笑いしてるもんで、声を出さないようにしていても自然に出ちゃうもんだと・・・
>悠雅様
金曜日の「めざまし」って映画ファンなら必見ですよね。特に売れ線の邦画が公開される前日は。
香取慎吾の登場シーンは気づかなかった人も多かったようです。土曜日に「有頂天」が放映されたから二日目はさすがに気付く人が多かったかもな~
「カット」ネタは良かったですね。やっぱり脚本上手いですわ。
>AKIRA様
もうエンタメに徹するってのがどれだけ難しいか。それをさらりとやってのける三谷さんと佐藤浩市さん。俺も見習わなきゃなぁ・・・って、脚本を書くつもりではなく、単なる日常生活のウケ狙いなんですが・・・
>しんちゃん様
映画館の後ろの人ですかぁ~~さすがにそこまではわかんないです。
俺は劇中映画のスタッフの顔を必死で追っていたのですが、さっぱりわかりませ~ん。
乳母車を落としたらさすがに誰でも気づきますよね。
俺が観た回は「めざまし」を見てた人が多かったらしく、すぐさま笑いが起こってました~