アグネス・ラムのピンナップでドキリとし、当時のアイドル歌手がそのまま主人公のお母さん・・・この時点で心臓をわしづかみにされた・・・
ブログが原作だなんて、どうせ薄っぺらい内容だろうと高を括っていた。しかし映画の時代は1979年。ちょうど高校生だったこともあり、何から何まで懐かしく感じてしまい、小物から俳優たちの台詞の一つ一つにウンウンと頷いてしまいそうになりました。校内暴力も少なかった時代。共通一次試験の導入によって受験生は不安で、欝憤を晴らすにも手段を持たなかったというイタズラ好きの彼らにはそのまま自分の気持ちを代弁してくれてるような気がしました。
主人公ママチャリ(市原隼人)を中心に、ケンカが強いエロ担当の西条(石田卓也)や他の個性的な面々。仲間たちの結束の強さは目的意識のない弱さの集合体。それでも“悪”にはなりきれないのがこの共通一次世代の特徴だったのかもしれません。花火の一尺玉を盗む計画において、かなり心の葛藤が見られたところもそれを象徴してたのかな・・・
この際、映画の完成度は目をつむると、エキストラの町の人の素人くささが逆に笑える。車などは時代にこだわってるな~と思えるけど、町並などはかなり手抜き。だけど、時代を確かめようと目を凝らすと張り紙や看板の文言にネタが仕組まれているのです。「これは寺じゃなく、神社です」とか「エレキ電気」とか、いつ笑っていいのか戸惑ってしまうくらい。そうやって笑いを押し殺していると、当時のCMや懐かしい音楽で涙が出てきそうに・・・石野真子の「狼なんか怖くない」が流れると、笑いながら死んでしまいそうになりました。
イタズラの内容よりも、それがバレたとき、失敗したときなど、キャラクターのリアクションが面白かった。市原隼人はお笑いキャラとして最高だったし、駐在さん(佐々木蔵之介)のキャラは“公務員として問題アリ”な性格とされているけど、それでも最低限の職務を果たしていたようだし、根はいい人だと感じられるところがとても素敵。クライマックスでの花火大会のエピソードは若干ベタではあるけど、それまで涙を溜めこんでいたため一気に涙腺決壊・・・ある意味、共通一次世代讃歌の映画だったのかもしれません。
★★★★★
ブログが原作だなんて、どうせ薄っぺらい内容だろうと高を括っていた。しかし映画の時代は1979年。ちょうど高校生だったこともあり、何から何まで懐かしく感じてしまい、小物から俳優たちの台詞の一つ一つにウンウンと頷いてしまいそうになりました。校内暴力も少なかった時代。共通一次試験の導入によって受験生は不安で、欝憤を晴らすにも手段を持たなかったというイタズラ好きの彼らにはそのまま自分の気持ちを代弁してくれてるような気がしました。
主人公ママチャリ(市原隼人)を中心に、ケンカが強いエロ担当の西条(石田卓也)や他の個性的な面々。仲間たちの結束の強さは目的意識のない弱さの集合体。それでも“悪”にはなりきれないのがこの共通一次世代の特徴だったのかもしれません。花火の一尺玉を盗む計画において、かなり心の葛藤が見られたところもそれを象徴してたのかな・・・
この際、映画の完成度は目をつむると、エキストラの町の人の素人くささが逆に笑える。車などは時代にこだわってるな~と思えるけど、町並などはかなり手抜き。だけど、時代を確かめようと目を凝らすと張り紙や看板の文言にネタが仕組まれているのです。「これは寺じゃなく、神社です」とか「エレキ電気」とか、いつ笑っていいのか戸惑ってしまうくらい。そうやって笑いを押し殺していると、当時のCMや懐かしい音楽で涙が出てきそうに・・・石野真子の「狼なんか怖くない」が流れると、笑いながら死んでしまいそうになりました。
イタズラの内容よりも、それがバレたとき、失敗したときなど、キャラクターのリアクションが面白かった。市原隼人はお笑いキャラとして最高だったし、駐在さん(佐々木蔵之介)のキャラは“公務員として問題アリ”な性格とされているけど、それでも最低限の職務を果たしていたようだし、根はいい人だと感じられるところがとても素敵。クライマックスでの花火大会のエピソードは若干ベタではあるけど、それまで涙を溜めこんでいたため一気に涙腺決壊・・・ある意味、共通一次世代讃歌の映画だったのかもしれません。
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俺と同年代のバカたち・・・今まで同年代の主人公の映画って、あまりお目にかかってないのですが、団塊の世代と新しい世代に挟まれた宙ぶらりんの立場が見事に描かれていたと思うのです。
今公開されている『20世紀少年』も同世代なのですが、駐在さんのほうがリアルですわぁ~
市原くんの天然キャラは『神様のパズル』でも爆発してますが、もっともっとずっとはじけてほしいものです(笑)
憎めないイタズラが目白押しで、なんか仲間っていいなぁと感じた映画ですね
そうそう、監督さんも同じ年代のようだし、石野真子を起用するなんて茶目っ気たっぷりなんだな~(笑)
俺はファンでもなんでもなかったんですが、友人に熱烈なファンがいたもんで・・・
>ぱたた様
そうでしたか。原作者は山形県!
舞台挨拶に覆面で登場するなんて、映画と同じなんですね~(笑)
ブログをチラ見したら、舞台挨拶のため東北各地をまわったようですけど、版権とかで思わぬ収入だったろうな~などと羨ましい思いでいっぱいです。
俺も告白ブログを作ろうかしら・・・なんて、最近暇もなくてコメントも書けないというのに・・・(汗)
>MIYAUCHI様
いやはや、同じ共通一次世代ってことですね。
今の若い世代でも人気のあるブログだし、笑いの基本は一緒なんですけど、どうしても愛着がわいてくる映画でした。
市原隼人はピッタリでしたね~彼もまた古いタイプの人間なのかもしれませんよね(笑)
>Ageha様
多分プラマイ1歳くらいで同じなんでしょう(笑)
俺もずっと若く見られてるんで、仕事なんかでは得をしたりしてますです。
佐々木蔵之介はコメディ路線だけど、駐在さんだけに真面目な顔つきでしたよね。パトカーに乗せてあげるところでは本性見たり!といったキャラになりましたが(笑)
市原くんのバカキャラはもう定着してしまいましたよね。本当の姿も見たくなってきました~
カメレオンのごとく生息してる私ですが(爆)
いや~コネタだけでも十分楽しめる映画でした。
懐かしいもんがいっぱい出てきたし。
ブログというよりはコミック原作っぽい
作品でしたけどね。
佐々木蔵之介さんて間宮以降、
すっかりコメディ路線になっちゃったな~。
市原くんはもうこういう役させると
右にでるもんがいない。
・・・ほめてんだかけなしてんだか・・・(笑)
この映画、期待していたよりもかなり面白かったですね。79年といえば、私は中3でしたのでほぼ同年代という事になります。
市原隼人がこんなに面白いとは思いませんでしたし、見事にキャスティングの成功した映画だったと思います。
続編が観てみたいです。
山形県内の舞台挨拶の時、覆面で出たらしいです。
よほど正体をばらしたくなのかな?
残念ながら内陸のみの上映で、イオン三川では上映無し。。
笑って泣ける本作品、DVD待ちになりますね。。
※kossyさんは私の兄貴と同世代みたいですね。
なんか嬉しいです。
まこちゃん、かわいかったよね~~~